【ラ・リーガ】久保建英、古巣マジョルカ相手に見せたい進化の軌跡 “絶好調”レアル・ソシエダを8連勝に導くか

レアル・ソシエダの久保建英 (C)Getty Images

ラ・リーガは現地時間19日(日本時間20日)、日本代表MF久保建英が所属するレアル・ソシエダは第10節でマジョルカと対戦する。久保にとっては2019-20、2021-22シーズンにそれぞれレンタルで計2年プレーした相手との戦いになる。今季レアル・ソシエダでレギュラーとしてプレーし、新天地で輝くレフティが古巣相手にどのようなパフォーマンスを見せるかは注目が集まる。

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■守備でも逞しさを増す

レアル・ソシエダはここまで6勝1分け2敗の勝ち点19で、リーグ戦での順位は5位に位置している。ヨーロッパ・リーグ(EL)も含めた公式戦で7連勝中と絶好調と呼べる時期を過ごしており、その連勝をさらに伸ばせるかは期待がかかる。クラブをユース時代から率いてきたイマノル・アルグアシル監督のもと熟練されたチームは、国内、国外ともに上位を狙える完成度を誇っている。

[4-3-1-2]の2トップでの起用が予想される久保は、ここまでリーグ戦全9試合に出場し、2ゴール2アシストの活躍。第4節のアトレティコ・マドリード戦を除くとスタメン出場を続ける久保は、左右自由にポジションを入れ替え、元スペイン代表MFダビド・シルバやノルウェー代表FWアレクサンダー・セルロートらとともに攻撃を活性化。また、守備面でも前線からのプレッシングはチームの守備全体のスイッチを入れる役割を果たしており、マジョルカ時代に比べてフィジカル面でも逞しさを増した印象を受ける。

そんな久保だが、前節のセルタ戦ではボールを受けた際に2、3人にプレスを寄せられ、ボールをロストする場面も散見された。今季のレアル・ソシエダでの序盤戦のパフォーマンスを受け、各チームキーマンの一人としてこの日本代表MFを警戒しているとされ、古巣のマジョルカも当然久保をマークしてくるだろう。相手のマークが厳しくなっていく中でゴールやアシストといった数字を継続的に残し続けていけるかは、選手としてひとつ上のステップに進むためには求められてくる。

■気になる大黒柱の存在

久保にとって気になるのが、チームの大黒柱であるスペイン代表FWミケル・オヤルサバルの存在だ。昨季左膝前十字靭帯断裂の大ケガを負い、リハビリを続けてきた背番号10が今月チームの全体練習に復帰。完全復活に向けた最終局面に入っているとされ、同じ左利きのアタッカーである久保とは直接のライバルとなる可能性もある。現状定位置につけるポジション争いを守り続けていくためにも、リーグ戦やカップ戦での目に見える結果で自身の価値を証明していく必要がある。

また久保にとっては、21歳にして自身初となるワールドカップ出場も視界に捉えている。11月1日のカタールW杯最終メンバー発表を経て、17日には最後の親善試合であるカナダ戦、そして23日には本大会グループリーグ初戦のドイツ戦が迫っている。好調さを買われて先発抜擢された9月のアメリカ戦でアピールに成功し、森保ジャパンの左サイドのスタメン有力候補でもある久保にとって、ここから迎える1カ月はキャリアにおいても重要な意味を持ってくる。

好調なレアル・ソシエダを支える一人として、久保はここまでレギュラーとしてプレーしてきた。周りのマークも厳しくなり、チームメートとの激しいポジション争いも予想される中、2年間プレーした古巣のマジョルカ相手に進化した姿を見せ、快進撃を続けるチームの8連勝に貢献できるか期待がかかる。

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文●井本佳孝(SPREAD編集部)


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