【今週の決戦】24歳中継ぎ右腕対決が日本シリーズの鍵となるか オリックス山﨑颯一郎 vs. ヤクルト木澤尚文

熱戦展開中の2022年日本シリーズは神宮球場での2試合を終えて東京ヤクルト・スワローズが1勝1分とリード。25日からオリックス・バファローズの本拠地・京セラドーム大阪に舞台を移す。第1戦、第2戦同様に僅差のゲームが予想される中、両チームの“24歳の中継ぎ右腕対決”に注目したい。

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■注目は“24歳の中継ぎ右腕対決”

オリックスの山﨑颯一郎は、1998年6月15日生まれの24歳。敦賀気比高からドラフト6位でプロ入りして6年目の今季、190センチの長身から繰り出す豪速球を武器に15試合(先発5試合)に登板して0勝2敗6ホールド1セーブ、防御率3.00をマーク。CSファイナルステージで球団最速の160キロを叩き出すと、日本シリーズでは第2戦の5回から2番手でリリーフ登板して2回無失点に抑える好リリーフを披露。“三冠王”村上宗隆も外角低めの154キロ直球で見逃し三振に仕留めた。SNS上では二つ名の「吹田の主婦」としても盛り上がっており、注目度は急上昇中。イニング跨ぎも可能なリリーバーとして第3戦以降のフル回転が期待できる。

一方、ヤクルトの24歳右腕が、木澤尚文だ。1998年4月25日生まれ。慶應大からドラフト1位でプロ入りして2年目の今季、縦に落ちるカットボールと右打者の懐を突くシュートを武器に55試合に登板して9勝3敗8ホールド、防御率2.94と大活躍した。今回の日本シリーズでは第1戦、第2戦ともにリリーフ登板して計1回1/3を1安打無失点。力みから制球を乱す場面もあったが、無事に無失点で切り抜けたことで、第3戦以降は肩の力が抜けた状態で持ち前のパワーピッチングを全開披露してくれるはずだ。昨年の日本シリーズはメンバー外で「寮のテレビで見ていた」という右腕が、今年の日本シリーズのキーマンになる。

短期決戦では「勢い」が必要になるが、両投手ともに力強いピッチングスタイルでチームに流れを呼び込むことができ、投手陣のラッキーボーイになれる存在だと言える。中継ぎ陣全体を見ると、第1戦ではヤクルトの清水昇、オリックスの平野佳寿、第2戦ではオリックスの阿部翔太と終盤の勝利の方程式を務める投手が失点しただけに、この2人にかかる期待も大きくなりつつある。「山﨑 vs. 木澤」、成長著しい同学年の両右腕が、勝敗のカギを握る。

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記事提供:ベースボール・タイムズ
データ提供:野球DB


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