【WRC】ラリージャパン、ホーム開催もトヨタ勢苦戦 初日好調はオジエのみ

ラリージャパン初日、ナイトセッションでもトップタイムをマークしたトヨタのでセバスチャン・オジエ (C) TGR

FIA世界ラリー選手権WRC)第13戦ラリー・ジャパンが愛知県豊田市で開幕。オープニングステージとしてナイトステージが1本行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのセバスチャン・オジエ/ヴァンサン・ランデ組(GR YARIS Rally1 HYBRID 1号車)が総合1位に、カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組 (69号車)が総合5位に、エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(33号車)が総合6位につけた。また、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Team Next GenerationからGR YARIS Rally1 HYBRIDで出場の勝田貴元は、総合7位でラリー初日を終えた。

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■「暗闇の中でのドライブは常に難しいの」とオジエ

12年ぶりに日本で開催されたWRC、2022年シーズン最終戦となるラリー・ジャパンは、10日午前、同市鞍ヶ池公園でシェイクダウンが行なわれた。日が暮れた後に行われるSS1「クラガイケ・パーク」の逆走となる全長2.80kmのシェイクダウンステージは、ヨーロッパ圏外での事前テストが禁じられているため、競技本番に向けたクルマの最終確認およびセッティング調整作業を行なう最後の機会。

エバンスがティエリー・ヌービルと同タイムとなる1番手タイムを、オジエが3番手タイムを、ロバンペラが6番手タイムを記録しました。その後、サービスパークが置かれる豊田スタジアムでのセレモニアル・スタートを経て夕刻17 時38分からスタートしたSS1は、日没後のナイトステージ。前半は峠道のダウンヒルセクションとなり、その後公園内に入りラウンドアバウトを周回した後、アップヒルを駆け登ってフィニッシュという全長2.75kmのショートステージで。暗闇に包まれたこのオープニングステージでは、前戦ラリー・スペインで今季初優勝を飾ったオジエがベストタイムを記録。ラリーリーダーとして競技初日を締めくくった。

初日首位で終えたオジエは「暗闇の中でのドライブは常に難しいので、今晩のステージはラリーのオープニングとしては簡単ではなかったです。しかし、距離が短かったですし、シェイクダウンで逆向きに走っていたので、どのようなステージなのかは理解できていました。ここまでのところ順調ですが、明日は最大の難関が我々を待っています。スペインではクルマが完璧に機能したので、今週末も同じようにいいフィーリングを見つけ、チーム全体が期待している結果を出したいと思っています。レッキで、今回のステージは非常にツイスティで道幅が狭く、独特なキャラクターのステージだとわかったので、そのような道にできるだけ早く適応することが重要です」とコメントを寄せた。

なお、すでにドライバーズ・タイトルを決めているロバンペラは「かなり面白いラリーになりそうです。我々にとって非常に重要なラリーですし、誰にとってもエキサイティングで新しいラリーですので、今日走ることが出来たのは良かったです。最初のステージは暗闇の中で行われ、起伏があって丘状になっているところや、かなり難易度の高い区間があり、非常にトリッキーでした。シェイクダウンもこのSS1も他とは大きく異なりますが、事前に日本でテストをすることができなかったので、今朝のシェイクダウンは新しいセットアップやラリーに有効なアイテムを試す非常に重要な機会になりました。ステージの路面はかなり滑りやすいため、他のラリーとは異なるアプローチが必要かもしれません」と語った。

チーム代表のヤリ-マティ・ラトバラ はトヨタ母国開催に際し「ラリー・ジャパンが開幕し、とても嬉しく思います。日本に到着してから素晴らしい歓迎を受け、多くの熱心なラリーファンがこのイベントを楽しみにしてくれていることを感じています。今回のラリー・ジャパンは、道幅の狭いステージが続く、非常にチャレンジングな一戦になりそうです。今晩のステージでは、我々の全ドライバーが良いパフォーマンスを示し、タイム差もあまりつきませんでした。セブはシェイクダウンの時点で既に自信を持っていましたが、最初のステージでも速さを示してくれました。今日はいいスタートを切ることができましたし、ドライバーにとっても週末に向けて自信を深める機会になりました。事前のテストが禁じられている状況で何キロか走れたのは良かったですし、今回のラリーでもっともハードなステージが続くと思われる明日のデイ2に、リラックスして臨むことができるはずです」と抱負を語った。

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文●SPREAD編集部


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