鹿島のクリロナと呼ばれる鈴木優磨選手には、鈴木翔大選手という3つ年上の兄がいる。翔大選手は、JFL・ソニー仙台FCに在籍するサッカー選手だ。
鈴木翔大の経歴
優磨選手の兄、翔大選手は、1996年4月26日生まれ。JFLのソニー仙台FCに所属している。ソニー仙台FCは、日本フットボールリーグ(JFL)というアマチュアリーグに所属するチームだ。
翔大選手は、鹿島アントラーズアカデミーを出た後、日本航空高等学校、神奈川大学を経てソニー仙台FCに入団した。2016年の入団後、背番号14のFWとして活躍している。
2018シーズンは23試合に出場し、リーグ7位となる14得点を挙げている。
ちなみに、翔大選手はツイッターやインスタグラムのアカウントを持っていないようだが、ソニー仙台FCの公式ブログを定期的に更新している。
鈴木優磨と鈴木翔大の兄弟対決は実現が困難
優磨選手と翔大選手の兄弟対決はほぼ実現しないだろう。これは翔大選手と優磨選手が属するカテゴリーが異なるためだ。優磨選手が所属する鹿島アントラーズはJ1リーグ、翔大選手が所属するソニー仙台FCはJFL。
鹿島アントラーズがJFLのチームになることは考えづらい。そのため、現時点で優磨選手と翔大選手が対戦するためには、ソニー仙台FCがJリーグに加入するか、翔大選手がJリーグのクラブに移籍する必要がある。
ソニー仙台FCのJリーグに加入に必要な条件

(c)Getty Images
ソニー仙台FCがJリーグに加入できる条件は以下の通りだ。
- Jリーグ百年構想クラブに認定されること
- J3ライセンスを持っていること
- 平均入場者数2,000人を超えていること
- 年間事業収入が1.5億円を超えており、かつ債務超過していないと合理的に認められること
- JFL4位以内(百年構想クラブが複数ある場合は上位2クラブ)に入ること
以上すべての条件を満たし、Jリーグの審査に合格すればソニー仙台FCがJ3に加入できる。しかし、ソニー仙台FCはJリーグ百年構想クラブの要件を満たしていないため、実現は困難だ。
天皇杯での対戦はあり得る?
なお、天皇杯と呼ばれるプロ・アマチュア混合のカップ戦では、今後鹿島アントラーズとソニー仙台FCの試合が組まれる可能性はある。
実際、2014年の天皇杯では2回戦で鹿島アントラーズとソニー仙台FCの対戦が実現した。試合は2-2の同点のままPK戦にもつれこみ、ソニー仙台FCが勝利している。しかし、この試合があったのは優磨選手・翔大選手ともに現在のクラブに入団する前。そのため、兄弟対決は実現していない。
鈴木翔大のJリーグクラブ移籍に期待
もう一つの手段は、翔大選手がJリーグクラブに移籍することだ。ソニー仙台FCがJリーグに加入するのと、翔大選手が移籍するのでは後者の方が実現性は高いといえる。
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