【レパードS／データ攻略】GI馬を3頭輩出　“誰もが納得”の条件が導く鉄板級ホース

今週は新潟競馬場でレパードS（ダ1800m）が行われる。過去にはトランセンドやホッコータルマエなど砂の王者を輩出してきた出世レース。秋以降のダート戦線を占ううえで重要な一戦と言えるだろう。

ここでは、過去10年のデータ分析から浮かび上がったキーワードをもとに出走馬を分析。「プラスデータ」としてクールミラボーを取り上げる。

◆【レパードステークス2023予想／データ攻略】人気一角でも“シンプルに強い”　10年中9年で馬券内馬輩出の条件とは

■好走を後押しする「良馬場で1分51秒5」の持ち時計

2勝クラスの前走加古川特別は勝ち馬と0秒1差の2着。今回が初のダート重賞レースということで相手関係が重要なポイントとなるが、不安要素を打ち消す“持ち時計”に注目したデータをご紹介したい。

【3歳4-6月の良馬場ダ1800mで上がり3F最速かつ1分51秒5以内を記録した馬】

上記に挙げた8頭中6頭が3歳ダート重賞での連対歴あり。ここにクールミラボーの名前も入るわけだが、少なくともオープンクラス通用レベルの持ち時計であることは気に留めておきたい。昨年はこのデータに該当したタイセイドレフォンが2着好走。同馬と同じドレフォン産駒という点もプラス材料と言えそうだ。

レパードステークス2023　予想コラム一覧

騎手データ

◆【騎手データ】クレメダンジュ・和田竜騎手は“押さえて損なし”　連対率4割超えの「堅軸2騎」とは

追い切り診断

◆【追い切り診断】ミスティックロアを上回る「S」の最高評価　「圧巻の1週前追い、仕上がり文句なし」

◆【追い切り診断】関西の“大物候補”にまさかの低評価「B」　「今回はより力む面が目立ってしまい…」

◆【追い切り診断】エクロジャイトに迫る高評価「A」　「休養前よりグンとパワーアップを果たした感あり」

◆【追い切り診断】クールミラボーと双璧の高評価「A」は穴馬　「そこまで人気にならない状況で狙い目」

データ分析

◆【データ攻略】想定10人気以下も“買い要素満載”　「乾いた砂」が激走のキーワード

◆【データ攻略】“ハヤヤッコ級”の穴馬発見　夏の新潟で「評価爆上げ」待ったなし

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穴馬情報

◆【WIN5予想】メインはミスティックロア“消し”の「一点突破」　エルムSは上積み期待の想定“2桁”オッズも候補

◆【危険な人気馬】前走楽勝も「0.0.0.6」データから“消し”　「キャリアの差が出る一戦」

血統傾向

◆【血統傾向】条件合致で抜群の単回収値「175」　同世代が相手の今回なら「好走も期待」

◆【血統傾向】“左回りのダート”で輝く配合が呼び込む抜群の好走データ　心身ともに充実の軸候補

著者プロフィール

田原基成（たはらもとなり）●競馬評論家
競馬予想の魅力を世に発信し続ける「競馬ストーリーテラー」。予想に対して謎ときに近い魅力を感じており、ローテーション・血統の分野にて競馬本を執筆。現在はUMAJIN内「競馬サロン」にてコラム【競馬評論家・田原基成のいま身につけるべき予想の視点】 執筆中。『SPREAD』ではデータ分析から読み取れる背景を紐解き、「データの裏側にある競馬の本質」を伝えていく。