【レパードS/追い切り診断】クールミラボーと双璧の高評価「A」は穴馬 「そこまで人気にならない状況で狙い目」

 

【レパードS/追い切り診断】クールミラボーと双璧の高評価「A」は穴馬 「そこまで人気にならない状況で狙い目」

■ライオットガール

【中間調整】デビュー2戦目。2歳シーズンの10月に未勝利を勝利。その後同世代相手の1勝クラスでひと息の走りが続いたが、春先のリフレッシュ休暇で前向きさと粘りが強化したか、復帰2戦目の1勝クラスで好位から抜け出して快勝を収めた。そこから続く2勝クラスへの昇級戦は古馬も混合となる一戦だったが、流れにすんなり乗っての正攻法で昇級即Vを果たしている。中4週だったそのレースを馬体重10キロ増で臨んでいたあたり、成長カーブがグンと急角度を描いている感。前走は初の準オープン戦でさすがに相手が強かったし、外々を回らされた不利もあったがそれで0秒3差4着にまとめたあたりは、充実ぶりの証明と言っていい。

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その後目立った反動がないことから、レパードSを使うことに。前走の内容から考えれば、同世代相手の重賞なら十分に間に合う算段が立ったということだろう。在厩で調整されており、7月23日に坂路で15-15を出したのが初時計。1週前となる27日のCW追いでは新馬2頭が相手だったとはいえ、外からマクって楽々抜け出す豪快な走りを見せていた。

【最終追い切り】稼働を続けており、新潟遠征直前とあって強い負荷は不要。レース当週は坂路で単走、終い重点の内容をこなした。序盤は落ち着いたなかにも高いモチベーションを感じさせつつ登坂。ラストは単走とは思えないほどの気迫から長くいい脚を使って伸びた。ブレのないバランスのいい走りも好印象。

【見解】月1走ペースでコンスタントに使われているが、プラス10キロで臨んだ2走前で快勝を収めたあたり、レースをこなすごとに充実している感がある。前走も4着に敗れたとは言え、骨っぽいメンバー相手にいい脚を使えていた。夏を迎えてさらに充実一途か。最終追いで見せたメリハリ、気持ちの強さはいかにも本番で活きてきそうだ。賞金的に上位ながらそこまで人気にならない状況で、狙い目と言える。

総合評価「A」

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著者プロフィール

西村武輝(にしむらぶこう)●フリーライター
競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。現在、UMAJIN.net「競馬サロン」においては毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。