■エクロジャイト
【中間調整】1勝クラスへの昇級戦だったオキザリス賞こそ14着と崩れたものの、その後は1勝クラス平場勝ち、ヒヤシンスSで3着、前走・鳳雛Sで1馬身1/4差をつけて完勝。3歳ダート路線の上位層を占める1頭と言っていい。目立った反動がなかったことから5月末の時点で次走をレパードSに設定。
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短期放牧を挟み、7月16日の坂路14-14から栗東での調整が始まっている。20日はCWで折り合い重視のメニューを消化し、ラストで軽快に伸びた。1週前追いとなる27日のCW併せ馬は大きく先行させた2頭を追う意欲的な内容で、手応え圧倒で併入。5F66秒3(強め)と自己ベストを更新している。
【最終追い切り】1週前の3頭併せで負荷は十分掛かっており、レース当週はCWを単走・馬なりで息を整える程度の内容。セーブされた序盤で力みを見せずリラックスして進み、直線では首をリズミカルに使って滑らかに加速できていた。2カ月半ぶりを感じさせない好気配。
【見解】きっちり逆算して帰厩できており、ここまでの調整は順調。酷暑な状況だけにレース当週が無理をさせない微調整程度の内容で済んだのはなによりだ。とにかく1週前追いの内容が圧巻で、文句なしの仕上がりと言える。
総合評価「S」
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著者プロフィール
西村武輝(にしむらぶこう)●フリーライター
競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。現在、UMAJIN.net「競馬サロン」においては毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。