22日から、横浜スタジアムで横浜DeNAベイスターズと対広島東洋カープの3連戦が行われる。
DeNAは貯金「2」のセ・リーグ3位、広島は貯金「10」の2位。両チームのゲーム差4、今季対戦成績で広島が10勝7敗1分けとリードしている中で迎えるAクラス対決となる。
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■両者“好相性”を活かすのは…
DeNAでは、第1戦先発予定の左腕・今永昇太に注目したい。
今季16試合に先発して7勝2敗、防御率2.61の成績を残しているエース左腕だが、5月末から7月まで8試合で無傷の5連勝を飾りながら、8月は3試合で0勝1敗、防御率6.46と調子を崩している。今季対戦3試合で1勝0敗、防御率0.44と最も相性がいい広島戦で復活の勝利を挙げられるか。ここからチームが上を目指すためには今永の力が必要不可欠なだけに、自身にとってもチームにとっても重要なマウンドになる。
対する広島では、プロ12年目の菊池涼介に注目だ。
今季ここまで99試合に出場して打率.261、5本塁打、25打点。4月を打率.313で終える好スタートを切ったが、徐々に調子を落として7月に月間打率.227と低迷すると、8月もここまで月間打率.175とさらに数字を下げている。第1戦で対戦予定の今永に対しては、今季対戦打率.400(10打数4安打)、1本塁打で、昨季も対戦打率.667(6打数4安打)、2本塁打という好相性のため、浮上のキッカケにしたいところだ。
現在、優勝マジック「26」が点灯している首位・阪神タイガースへの挑戦権を手にするのはどちらのチームか。大事なカード初戦での「今永vs.菊池」の対決が、勝敗を大きく左右することになるはずだ。
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提供●Baseball Times