【阪神JF/データ攻略】“もう買うしかない”想定4人気以下 「連対率75%」で女王戴冠へ

 

【阪神JF/データ攻略】“もう買うしかない”想定4人気以下 「連対率75%」で女王戴冠へ

今週は阪神競馬場で阪神ジュベナイルF(芝1600m)が行われる。昨年はリバティアイランドが制し、牝馬三冠への足がかりとしたレース。チェルヴィニア、ボンドガールの回避で混戦ムードが漂うメンバー構成だが、来年のクラシック戦線を占ううえで重要な一戦だ。

ここでは、過去10年データからステレンボッシュカルチャーデイにフォーカスした「75 or 0%」データを取り上げる。

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■ステレンボッシュに【2.2.0.1】の好データ

アパパネやナミュールなど、のちのGI馬が制した出世レース・赤松賞勝ち馬ステレンボッシュ。重賞連対馬が複数出走するここは伏兵扱いにある印象だが、以下データが評価を押し上げる材料となる。

・過去10年の国枝厩舎×2歳GI成績【2.2.0.1】

5戦中4戦で馬券内の“80%データ”に該当。本レースでも2021年にサークルオブライフが勝利を挙げており、アーモンドアイなど幾多の名馬を管理した名伯楽が培った2歳馬を仕上げるノウハウは見逃せない。

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この馬について補足すると、新馬戦のラスト3Fは12秒0-11秒6-11秒6とまったく減速することなく勝利。タフな洋芝1800mにもかかわらず、終いの脚は最後までしっかりしていた。東京芝マイル戦の前走は1分33秒8の好時計をマーク。国枝厩舎のエピファネイア産駒である点は前述のサークルオブライフと同じで、今年のGIでも無双中のC.ルメール騎乗も追い風となりそうだ。

■カルチャーデイにまさかの【0.0.0.6】

ステレンボッシュとは対照的に“0%データ”に該当してしまったのがカルチャーデイだ。前走ファンタジーSは15番人気の低評価を覆す勝利、走破時計も決して悪くないが……重くのしかかるマイナスデータがこちら。

・ファンタジーSを上がり3F4位以下で連対【0.0.0.6】

計6頭が馬券内ゼロの“0%データ”に抵触。芝1400mのファンタジーSを先行粘り込みのような形で好走した馬にとって、阪神マイルは厳しい条件なのだろう。

カルチャーデイの父ファインニードルはミスタープロスペクター系の種牡馬。過去10年の阪神JFにおいて、キングカメハメハ系を除く父ミスプロ系は【0.0.0.16】とこちらも苦戦を強いられている。有力馬回避に伴い繰り上がり的に支持を得る可能性がある馬だが、そのプラス材料を加味してもなお“消し”の選択肢が頭をよぎってしまう。

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著者プロフィール

田原基成(たはらもとなり)●競馬評論家
競馬予想の魅力を世に発信し続ける「競馬ストーリーテラー」。予想に対して謎ときに近い魅力を感じており、ローテーション・血統の分野にて競馬本を執筆。現在はUMAJIN内「競馬サロン」にてコラム【競馬評論家・田原基成のいま身につけるべき予想の視点】 執筆中。『SPREAD』ではデータ分析から読み取れる背景を紐解き、「データの裏側にある競馬の本質」を伝えていく。