第75回阪神ジュベナイルF(12月10日/GI、阪神芝1600m)は、サウジアラビアRC2着ボンドガールが回避し一転、混戦ムードの2歳女王決定戦。
京王杯2歳Sを制したコラソンビート、新潟2歳S勝ちのアスコリピチェーノ、アルテミスS2着サフィラらが出走予定。
ここでは「阪神ジュベナイルフィリーズ2023」の出走予定馬、過去10年データ、過去傾向、枠順、追い切り、血統、穴馬など、予想に役立つ「馬券攻略ガイド」をお届けする。
◆【阪神ジュベナイルフィリーズ2023予想】芸能人・予想家の本命・注目馬予想まとめ 「9人気3着ドゥラエレーデ指名の猛者現る」
目次
■「阪神ジュベナイルフィリーズ2023」出走予定・枠順・オッズ
※オッズは前売り最終
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枠番 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 予想オッズ | 予想人気 | 厩舎 | 1 | 1 | コスモディナー | 牝2 | 55.0 | 松岡正海 | 66.1 | 14 | 美浦・伊藤伸一 | 1 | 2 | クイックバイオ | 牝2 | 55.0 | L.モリス | 42.7 | 10 | 栗東・須貝尚介 | 2 | 3 | キャットファイト | 牝2 | 55.0 | 大野拓弥 | 6.0 | 3 | 美浦・上原博之 | 2 | 4 | ニュージェネラル | 牝2 | 55.0 | 田口貫太 | 89.0 | 16 | 栗東・武英智 | 3 | 5 | スプリングノヴァ | 牝2 | 55.0 | 和田竜二 | 53.7 | 12 | 栗東・鮫島一歩 | 3 | 6 | ステレンボッシュ | 牝2 | 55.0 | C.ルメール | 9.5 | 6 | 美浦・国枝栄 | 4 | 7 | アスコリピチェーノ | 牝2 | 55.0 | 北村宏司 | 6.3 | 4 | 美浦・黒岩陽一 | 4 | 8 | プシプシーナ | 牝2 | 55.0 | 浜中俊 | 71.8 | 15 | 栗東・小栗実 | 5 | 9 | テリオスルル | 牝2 | 55.0 | 古川吉洋 | 197.7 | 18 | 美浦・田島俊明 | 5 | 10 | コラソンビート | 牝2 | 55.0 | 横山武史 | 4.6 | 1 | 美浦・加藤士津八 | 6 | 11 | スウィープフィート | 牝2 | 55.0 | 永島まなみ | 24.8 | 8 | 栗東・庄野靖志 | 6 | 12 | シカゴスティング | 牝2 | 55.0 | 鮫島克駿 | 46.2 | 11 | 栗東・庄野靖志 | 7 | 13 | カルチャーデイ | 牝2 | 55.0 | 酒井学 | 20.9 | 7 | 栗東・四位洋文 | 7 | 14 | サフィラ | 牝2 | 55.0 | 松山弘平 | 5.4 | 2 | 栗東・池添学 | 7 | 15 | ナナオ | 牝2 | 55.0 | 西村淳也 | 30.8 | 9 | 栗東・小栗実 | 8 | 16 | ルシフェル | 牝2 | 55.0 | B.ムルザバエフ | 9.1 | 5 | 栗東・斉藤崇史 | 8 | 17 | ミライテーラー | 牝2 | 55.0 | 中井裕二 | 197.2 | 17 | 栗東・飯田雄三 | 8 | 18 | ドナベティ | 牝2 | 55.0 | 坂井瑠星 | 55.7 | 13 | 栗東・矢作芳人 |
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※出馬表・結果・成績・オッズなどのデータは、必ず主催者発表のものと照合し確認してください。
枠順データ・傾向
過去10年、もっとも安定感を示しているのは5枠で【2.3.1.14】連対率25.0%。昨年はリバティアイランド、2021年3番人気だったサークルオブライフが5枠から勝利した。今年は上位人気が予想されるコラソンビートが入った。
本レースはそもそも人気がそのまま着順に反映されやすく、紛れの少ないレース。2番人気以内で見てみると、1~7枠が【6.4.0.4】で、2枠【0.0.0.1】以外は好走馬を輩出している。ただし、2枠に関しては……
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■「阪神ジュベナイルフィリーズ2023」追い切り
追い切り評価「コラソンビート」
【最終追い切り】レース当週は輸送とテンション面を考慮し、助手騎乗のウッド単走調整。まったくの馬なりながら序盤から小気味良く回転数を上げ、直線ではいい意味での遊びを感じさせつつ、滑らかに加速する。最後までブレの少ないフォームで駆け抜けたあたりに好感が持てた。
◆詳細記事はコチラ⇒【阪神ジュベナイルフィリーズ2023予想/追い切り診断】コラソンビートは「高い完成度だった前走から、さらに上積みを追求」……その評価は?
追い切り評価「サフィラ」
【最終追い切り】レース当週の最終調整は坂路で単走。1週前に強い負荷を掛けており、この日は敢えて他馬で混雑する時間帯に追い、集中を確かめるような調整だった。意図した通り自分のリズムを保って脚を溜め、ラストでまずまずの加速を披露。ただし、なかなか捌きが硬いのか手応えほど脚が前に出なかったあたりは気になった。
◆詳細記事はコチラ⇒【阪神ジュベナイルフィリーズ2023予想/追い切り診断】サフィラは「最終追いの動きは正直いまひとつ」……その評価は?
追い切り評価「ルシフェル」
【最終追い切り】レース当週はテンション面を考慮し騎手ではなく助手が騎乗し、CWで併せ馬。今回もまたキラーアビリティを先に行かせ追走する形から、4角過ぎで楽に取り付いていく。直線ではどちらが古馬かわからないほどの素軽さで相手をアオり、余力十分のまま併入とした。
◆詳細記事はコチラ⇒【阪神ジュベナイルフィリーズ2023予想/追い切り診断】ルシフェルは「デキ文句なし、能力フルの絶好気配」……その評価は?
追い切り評価「カルチャーデイ」
【最終追い切り】1週前の時点でほぼ仕上がっており、レース当週は酒井騎手との意思疎通をより深めるような内容。序盤はしっかり我慢してブレの少ないフォームで登坂。手綱を緩められたラストで機敏に手前を替え、馬なりを保って鋭く切れた。時間帯的に荒れていた馬場をモノともしなかった推進力に好感。
◆カルチャーデイは「前走をフロック視するのは禁物」……その評価は?
■「阪神ジュベナイルフィリーズ2023」軸馬/穴馬予想コラム
危険な人気馬「コラソンビート」
コラソンビートは、デビュー戦こそ3着に敗れたが、勝ち馬は後にサウジアラビアRC2着のボンドガール、2着がアルテミスSを制するチェルヴィニアと、ハイレベルな新馬戦だった。その後、京王杯2歳Sでは牡馬を退け、未勝利戦から3連勝で重賞タイトルを初奪取。2歳牝馬の頂上決戦でも有力な立場で向かうことになる。
出走予定馬の中で唯一の3勝馬。重賞勝ちもあり、一見格上の存在にも見えるが、そこが落とし穴。決して過信できる1頭ではない。
◆詳細記事はコチラ⇒【阪神ジュベナイルフィリーズ2023予想/危険な人気馬】重賞ウイナーをバッサリ“消し” 「馬券内率1.9%」の高いハードル
データ攻略/“完璧ローテ”で臨む不動の軸候補
■サフィラは9年連続馬券内馬輩出データに合致
前走アルテミスSは2着。きっちりと賞金を加算して大舞台に臨むのがサフィラだ。活躍馬がズラリと並ぶ血筋背景に加えて、阪神芝外回りの勝利実績を持つ唯一の馬。上位人気が予想されるここでの強調材料とは?
・東京芝1600m重賞での連対歴あり→9年連続馬券内
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データ攻略/“もう買うしかない”想定4人気以下
■ステレンボッシュに【2.2.0.1】の好データ
アパパネやナミュールなど、のちのGI馬が制した出世レース・赤松賞勝ち馬ステレンボッシュ。重賞連対馬が複数出走するここは伏兵扱いにある印象だが、以下データが評価を押し上げる材料となる。
・過去10年の国枝厩舎×2歳GI成績【2.2.0.1】
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穴ライズ「カルチャーデイ」
ここまで1200m、1400mを使われており、課題は1600mへの距離延長となるが、まだまだ道中の追走に余裕がある上に、近親には2000mの紫苑S勝ちや秋華賞2着などがあるファインルージュのいる血統。マイルは大丈夫だろう。前走の勝ちっぷりは本物で、この人気なら迷わず買いの一頭だ。
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穴ライズ「単勝オッズ“50倍”前後の盲点」
◆詳細記事はコチラ⇒【阪神ジュベナイルフィリーズ2023予想/穴馬アナライズvol.2】「ステレンボッシュが穴人気なら、こちらも……」 単勝オッズ“50倍”前後の盲点
穴ライズ「前日“10人気”以下の爆穴」
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騎手データ「C.ルメール/松岡正海/大野拓弥」
前日17時時点で3番人気のキャットファイト(牝2、美浦・上原博之厩舎)に跨る大野拓弥騎手のデータを見ていきます。
同騎手は集計期間内の騎乗経験が1度しかなく、さすがにサンプル不足。そのため阪神芝1600m戦に広げて集計していくとその結果は2006年以降【1.1.0.14】の連対率12.5%です。
素の数値は高くありませんが、3番人気以内の馬に騎乗時は【1.1.0.0】連対率100%と抜群の安定感ですから、この人気が当日も続くようなら嫌う必要はなさそうですね。
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WIN5「好条件合致で“一点突破”」
脚質傾向を見ると逃げ1勝、先行3勝、差し5勝、追込1勝と逃げ・追込は厳しい。逃げ切りにいたってはレース名が阪神ジュベナイルFに変更された2001年以降、18年のレシステンシア1頭のみ。さらにレコードでの勝利ということもあり、逃げ切るには相当な実力が必要だ。
一方で上がり3F1位から3位が8勝と末脚勝負の展開が多い。有力な逃げ・先行馬がいない今年は、後半勝負が濃厚だ。
最後に前走レース別成績を見ると、前走・アルテミスS組が【5.3.3.18】と抜けている。さらに5勝のうち3勝は同レースの1着馬、2勝は2着馬と、アルテミスSで連対した馬が有力候補となる。
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■「阪神ジュベナイルフィリーズ2023」全頭診断
アスコリピチェーノ
新馬戦→新潟2歳Sと無傷の2連勝。いずれも左回りかつ上がり3F33秒3と、切れ味はすでに世代屈指と言えそうだ。ここも好勝負が期待されるが、過去10年の阪神JFにおける前走新潟組の成績は【0-1-0-6】。のちの桜花賞馬ハープスターですら勝ちを逃しており、相性には疑問が残る。有力馬の回避が相次いだことで繰り上がり的に上位進出の可能性は高くなったものの、関西圏や右回りなどクリアすべきハードルは決して低くない。
サフィラ
これがデビュー4戦目と、ノーザンファーム生産の良血馬には珍しく数を使われている馬。そのなかで阪神芝外回り勝利、マイル重賞で連対と着実に力をつけている印象だ。2023年の松山弘平×シルクレーシング×ノーザンF生産馬の成績は【5-1-1-1】。中間のウッドでは猛時計をマークしており、外回り経験値も含めて死角の少ない1頭と言える。
ナナオ
デビューから連対率100%と安定した成績を誇る馬。ただその走破時計は芝1200mで1分11秒台、芝1400mで1分23秒台と道悪を考慮しても強調しづらい数字だ。距離延長で逃げる競馬を選択した前走内容から、再度の距離延長で折り合いも気になるところ。1400m以下に替わった際が狙い目か。
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■「阪神ジュベナイルフィリーズ2023」過去10年データ
前走ローテ
過去10年、最多5勝で8連対を記録するのは牝馬の登竜門・アルテミスS組。このローテから2022年はリバティアイランドが2歳女王の座に輝きそのまま三冠牝馬へ、20年ソダシや17年ラッキーライラックもアルテミスSを使って阪神JFを制し、GI馬へと登りつめた。
アルテミスSは2014年のGIII昇格後、毎年複数頭の出走があり、過去9年中8回において最低1頭は好走馬を輩出。GIIIになってからは【5.3.3.18】で、このうち前走2着以内が【5.2.2.6】、2番人気以内が【4.2.0.4】と、人気に推されて勝ち負けできた馬が本番も実力通りに結果を出している傾向だ。
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脚質傾向
過去10年、逃げ【1.0.0.9】、先行【3.1.1.36】、差し【5.6.8.53】、追込【1.2.1.50】で、逃げて勝ったのはのちに桜花賞、NHKマイルCで2着を果たす2019年のレシステンシアに限定されている。差し馬は最多5勝を挙げ、馬券内率もトップ。上がり順位別成績を見ても、上がり3位以内が【8.5.6.13】勝率25.0%、複勝率59.4%をマークする。昨年こそ上がり3Fが35秒台でレシステンシアが逃げ切った年と同様に消耗戦となったが、基本的には速い上がりで決め手のある馬が好走しやすい。
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人気傾向
過去10年、1番人気が【5.1.0.4】勝率50.0%とダントツで、2番人気が【1.4.0.5】連対率50.0%と2着回数が最多。続いて3番人気【1.1.3.5】、4番人気【1.0.4.5】で合わせて3着7回と、比較的順当に決着する傾向だ。
1番人気で敗れたのは、新馬戦からいきなりGIに挑戦した2014年のロカ、札幌2歳Sから直行した17年のロックディスタウン、高速決着を進みが悪く14番手から運んだ19年のリアアメリアや、馬体を大きく減らしてしまっていた21年のナミュール。いずれもキャリアの浅さ、または状態面の悪さが響いた敗戦だった。
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血統傾向
過去5年、阪神芝1600mの最多45勝は【45.41.43.260】のディープインパクト。本レースでもダノンファンタジーが勝利を挙げており、サトノレイナスもソダシに迫る好走をみせている。これに続くのは【21.22.22.190】のロードカナロア、次点は【21.11.18.136】のハーツクライ。【15.13.13.87】のエピファネイア、さらには【15.12.7.69】のキングカメハメハと続く。
ランク外の種牡馬で注目したいのはダイワメジャー産駒。集計期間内のGI勝利数はディープインパクトに次ぐ3勝と相性の良さがうかがえる。本レースでもレシステンシアなどが勝利を収めており、阪神マイルGIでパフォーマンスを上げる種牡馬。ここは同産駒が買いとのジャッジを下したい。
今年出走予定のダイワメジャー産駒はアスコリピチェーノ、ボンドガール。今回はこの2頭を考察する。
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■「阪神ジュベナイルフィリーズ2023」阪神芝1600mコース解説
バックストレッチ半ばからスタートして、外回りのワンターンのコース。スタートから4コーナーに至るまではほぼ平坦に近い。ホームストレッチは473.6メートル(Aコース使用時)だが、残り600メートル標識付近から下り坂が始まるので、直線に向く前からペースが上がることになる。直線は内外広がっての追い比べになり、ゴール直前に坂があるので、惰性での流れ込みは難しい。極端に遅い流れにならない限り、最後は底力が問われる舞台。
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■「阪神ジュベナイルフィリーズ2023」レース概要
開催日:
2023年12月10日(日)15時40分
5回阪神4日目 11R
第75回 阪神ジュベナイルフィリーズ(GI)
施行条件:
芝右1600m
2歳オープン/国際/指定/馬齢
賞金:
1着 6500万円
2着 2600万円
3着 1600万円
4着 980万円
5着 650万円
■「阪神ジュベナイルフィリーズ2023」過去プレーバック
2022年 リバティアイランド
着順 | 枠番 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム・着差 | 上がり | 人気 | 1着 | 5 | 9 | リバティアイランド | 牝2 | 54.0 | 川田将雅 | 1:33.1 | 35.5 | 1 | 2着 | 2 | 3 | シンリョクカ | 牝2 | 54.0 | 木幡初也 | 2.1/2 | 35.9 | 12 | 3着 | 7 | 13 | ドゥアイズ | 牝2 | 54.0 | 吉田隼人 | クビ | 35.4 | 10 |
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新潟・芝1600メートルの新馬戦で上がり3ハロン31秒4という衝撃のタイムを叩き出したリバティアイランドが1番人気の支持。父はドゥラメンテ、母は豪G1勝ち馬ヤンキーローズという血統だ。レースは600メートル通過33秒7と速い流れの中、中団に構える。直線で外からジワリとスパートすると一気に弾けて2馬身半差をつけての快勝で、2歳女王の座を手に入れた。
2021年 サークルオブライフ
着順 | 枠番 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム・着差 | 上がり | 人気 | 1着 | 5 | 10 | サークルオブライフ | 牝2 | 54.0 | M.デムーロ | 1:33.8 | 33.9 | 3 | 2着 | 6 | 11 | ラブリイユアアイズ | 牝2 | 54.0 | 団野大成 | 1/2 | 34.2 | 8 | 3着 | 7 | 13 | ウォーターナビレラ | 牝2 | 54.0 | 武豊 | 1/2 | 34.5 | 4 |
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1番人気に推されたナミュールが出遅れもあって4着に敗れる中、勝ったのはサークルオブライフ。デビュー戦ではイクイノックスの3着に敗れたが、その後連勝でアルテミスSを制し、3番人気に支持されていた。レースは中団のポジションを追走し、直線は大外から一完歩ずつ前との差を詰め、差し切り勝ち。堂々の3連勝でGⅠタイトルをつかみ取ったのである。
2020年 ソダシ
着順 | 枠番 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム・着差 | 上がり | 人気 | 1着 | 3 | 6 | ソダシ | 牝2 | 54.0 | 吉田隼人 | 1:33.1 | 34.2 | 1 | 2着 | 4 | 7 | サトノレイナス | 牝2 | 54.0 | C.ルメール | ハナ | 33.9 | 2 | 3着 | 6 | 11 | ユーバーレーベン | 牝2 | 54.0 | M.デムーロ | クビ | 33.6 | 6 |
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新馬、札幌2歳S、アルテミスSとデビュー3連勝を飾り、1番人気で大一番を迎えた白毛馬のソダシ。レースは好位5番手を追走し、直線へ。吉田騎手の激励に応えて、内から迫る2番人気サトノレイナスを最後はハナ差退けて先頭でゴール。“白毛の一族”にとって待望のGⅠタイトル獲得だった。
監修:山田剛(やまだつよし)●『SPREAD』編集長
元・競馬月刊誌の編集長で、現在はスポーツの未来を読みとくメディア『SPREAD』の編集長。1995年マイルCSの16番人気2着メイショウテゾロの激走に衝撃を受けて以来、穴馬予想を追求し続けている。「ウマ娘」はゴールドシップ推し。