GI昇格後、8回目の開催を迎える第68回大阪杯(3月31日/GI、阪神芝2000m)。同週の日本時間30日夜中には総賞金約16億円のドバイワールドカップなどドバイミーティングが行われ、近年では国内のトップホースが海を越えて世界に挑戦する動きが活性化している。
今年は有馬記念5着以内馬が揃ってドバイへ。「4歳世代のトップvs.国内に残る5歳世代」の構図となる今回、今後の古馬路線を占う上で重要な一戦となる。トップクラスの5歳世代が留守となる中、虎視眈々とGIタイトルを狙うのが同世代のローシャムパークだ。
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目次
■トップホース不在も幅を利かせる大手生産牧場
大阪杯がGIに昇格する以前より、ドバイ遠征はもちろん行われていたが、GI昇格後にはアーモンアイやクロノジェネシス、シュヴァルグラン、ラヴズオンリーユーなどGIホースが続々とドバイへ。コロナの影響を受けて中止となった2020年と、まだ海外渡航のハードルが高かった翌年21年の大阪杯にはラッキーライラック、クロノジェネシス、コントレイル、グランアレグリア、サリオスなど当時のトップホースの参戦があったものの、22年以降はコロナ前の状態へ戻った。
「それでも大阪杯で幅を利かせるのはノーザンファームですね」(競馬ライター)
昨年こそレジェンド・武豊がジャックドールをGI馬へと導いたが、GI昇格後はノーザンファーム生産馬が5勝を挙げている。
同生産馬のローシャムパークは曽祖母が天皇賞・秋、オークスを制したエアグルーヴという名門牝系の生まれ。母はドゥラメンテと同血という超がつく良血馬だ。デビューは2歳9月と比較的早かったが、明け3歳の2月に3戦目で勝ち上がるまで5カ月を要したように、体質の弱さで使い込めない課題を抱えていた。
「未勝利を勝利して以降も間隔を開けながらでしたが、大事に使われて着実に素質を伸ばしてきましたよね。昨春からは少しずつ間隔を詰めながら、函館記念では重賞初挑戦で見事タイトルを手に入れた。馬自身の素質はもちろん、陣営が繊細に行ってきたケアの賜物でしょう」(競馬ライター)
タイトルホルダーやガイアフォース、ジェラルディーナといった骨っぽいメンバーが揃ったオールカマーでは、陣営は“試金石”としながらも、体質強化で負荷をかけた稽古、心肺機能の高さをアピール。自信を持って送り出し、その期待に応えるようにトップホースたちを破り重賞2勝目を挙げた。
■重賞初勝利の時を上回る調教量
「前走の香港Cはスタートで出遅れ。この馬にそういうリスクがあるのは陣営も承知でしたが、想像以上の着差に、もうひとつ上の状態へ持っていけなかったと調整面について省みていました。申し訳ない気持ちでいっぱいと言っていたように、ここでの汚名返上はファンにはもちろん牧場サイドにも示したいところじゃないでしょうか」(競馬ライター)
1週前には坂路とウッドの2本で時計を出し、土曜も坂路2本。最終週も坂路とウッドで、ウッド5F64秒9(馬なり)は最終追いとしては自己ベスト。重賞初制覇となった函館記念では「これまでにない調教量」と語っていた師だが、この中間はそれを上回るほどの入念な乗り込みだ。
昨年のダービー馬タスティエーラに易々とGIタイトルは譲ることはないだろう。4歳世代も意地を見せたい局面だが、最強クラスの5歳世代が大きな壁として立ちはだかることになりそうだ。
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(Asuka.F/SPREAD編集部)














