【スプリンターズステークス2024特集】出走予定・枠順、予想オッズetc. 「最速王は新星サトノレーヴか、前年覇者ママコチャか……」お役立ち馬券攻略ガイド

ママコチャ/2023年スプリンターズ(C)Toshihiko Yanagi
ママコチャ/2023年スプリンターズ(C)Toshihiko Yanagi

第58回スプリンターズステークス(29日/GI、中山芝1200m)には昨年の覇者ママコチャ、高松宮記念を制したマッドクール、悲願のGI制覇を目指すナムラクレアらが出走予定。

ここでは「スプリンターズステークス2024」の出走予定馬、過去10年データ、過去傾向、枠順、追い切り、血統、穴馬など、予想に役立つ「馬券攻略ガイド」を随時更新する。

【スプリンターズS/大口投票】“10人気以下”の伏兵に深夜「異常投票」 200万円超えの高額投資はサトノレーヴに集中

【スプリンターズS/大口投票】“10人気以下”の伏兵に深夜「異常投票」 200万円超えの高額投資はサトノレーヴに集中

【スプリンターズS/馬場情報】高速決着が濃厚も傾向に変化 持ち時計上位の「差し」が大穴候補

【スプリンターズS/馬場情報】高速決着が濃厚も傾向に変化 持ち時計上位の「差し」が大穴候補

スプリンターズS2024の枠順

【スプリンターズステークス2024】大口投票パトロール サトノレーヴに“高額”の支持続々、伏兵に複勝一撃「500万円超」も

スプリンターズS2024の枠順

【スプリンターズステークス2024予想】芸能人・予想家の本命・注目馬予想まとめ 秋のGI開幕戦!好調予想家の本命は?

ママコチャ/2023年スプリンターズ(C)Toshihiko Yanagi

【スプリンターズステークス2024特集】出走予定・枠順、予想オッズetc. 「最速王は新星サトノレーヴか、前年覇者ママコチャか……」お役立ち馬券攻略ガイド

ママコチャ/2023年スプリンターズ(C)Toshihiko Yanagi

【スプリンターズステークス2024予想】過去10年のレース結果・配当・血統まとめ 傾向分析に使えるお役立ちデータ

■「スプリンターズステークス2024」出走予定馬・予想オッズ

→→→右へスクロール→→→

枠番馬番馬名性齢斤量騎手予想オッズ予想人気厩舎
11オオバンブルマイ牡458.0武豊17.18栗東・吉村圭司
12トウシンマカオ牡558.0菅原明良9.05美浦・高柳瑞樹
23ウインマーベル牡558.0松山弘平14.66美浦・深山雅史
24エイシンスポッター牡558.0A.シュタルケ69.815栗東・吉村圭司
35ナムラクレア牝556.0横山武史8.04栗東・長谷川浩大
36ママコチャ牝556.0川田将雅7.63栗東・池江泰寿
47マッドクール牡558.0坂井瑠星7.12栗東・池添学
48モズメイメイ牝456.0国分恭介31.411栗東・音無秀孝
59ムゲンセン658.0K.ティータン45.110香港・ン
510ピューロマジック牝354.0横山典弘29.010栗東・安田翔伍
611ダノンスコーピオン牡558.0戸崎圭太109.116栗東・福永祐一
612サトノレーヴ牡558.0D.レーン2.81美浦・堀宣行
713ルガル牡458.0西村淳也22.09栗東・杉山晴紀
714ビクターザウィナーセン658.0J.モレイラ15.67香港・シャム
815ヴェントヴォーチェ牡758.0C.ルメール41.912栗東・牧浦充徳
816ウイングレイテスト牡758.0松岡正海56.714美浦・畠山吉宏

→→→右へスクロール→→→

◆【スプリンターズステークス2024予想/前日オッズ】実力上位馬に妙味あり “単勝10倍以上”が馬券内率42.9%、複回収値168の好データ合致

※オッズは、前日最終オッズを掲載しています。
※出馬表・結果・成績・オッズなどのデータは、必ず主催者発表のものと照合し確認してください。

■「スプリンターズステークス2024」追い切り

追い切り評価:ナムラクレア

【最終追い切り】レース当週は指揮官・長谷川師が騎乗し坂路単走。負荷は1週前の時点でしっかり掛かっており、最終追いは終い重点の微調整となった。坂への入り際でミスステップがあったようだが、ご愛敬レベル。即座に立て直され正対すると気迫十分に加速していき、手前を替えてからのラストでさらに回転数を上げて切れた。踏み込みはパワフルでいかにも体調は良さそう。

詳細記事はコチラ⇒◆【スプリンターズステークス2024予想/追い切り診断】打倒サトノレーヴの一角に「S」の最高評価 「筋力パンプアップ」でGI戴冠へ視界良好

追い切り評価:ウイングレイテスト

【最終追い切り】レース当週も松岡騎手が騎乗。ウッド単走、終い重点で鞍上が反応面を磨き上げることに主眼を置いたような内容だった。落ち着きつつ、しっかり闘志を内に秘めたような雰囲気で進むと、巧みなコーナリングで正対。馬場の内目を通りまったくの馬なりを保って一直線に加速していくと、最後の数十メートルでさらに体を沈めて切れた。この日もラスト1F10秒9(馬なり)をマーク。

詳細記事はコチラ⇒◆【スプリンターズステークス2024予想/追い切り診断】想定10人気以下に高評価「A」 まさに充実一途、“人馬一体”で迫力満点の動き

追い切り評価:ピューロマジック

【最終追い切り】レース当週は安田翔師が跨り、いつも通りCW4Fからの時計。しかし近3走の最終追いが単走だったのに対し、今回は併せ馬での調整だった。目標の相手に取り付いていく際、少し力んだのかワンテンポ加速が遅れる。それでもギアが入ってからはさすがの伸び脚を披露。馬なりのまま2馬身の先着を果たした。

詳細記事はコチラ⇒◆【スプリンターズステークス2024予想追い切り診断】スプリント重賞ウイナーに辛口「B」 ぎこちない最終調整に「揉まれ弱さとコンディション懸念」

■「スプリンターズステークス2024」過去10年データ

前走ローテ

[過去10年]スプリンターズS2024の前走ローテ

[過去10年]スプリンターズS2024の前走ローテ

まずは1、2着でともに最多の輩出を誇る前走セントウルS組。ここをステップに臨んだ馬のうち、好走したのは前走で掲示板内に入っていた馬のみ。その中でも特に2着以内だった馬は【3.3.0.13】で勝率15.8%、連対率及び馬券内率31.6%といった成績で、好走は継続するという傾向だ。

今年は1着トウシンマカオ、2着ママコチャのどちらも出走予定。人気が予想される存在だが軽視はできない。

詳細記事はコチラ⇒◆【スプリンターズステークス2024予想/前走ローテ】人気でもセントウルS組は軽視禁物 “5億円ホース”はジンクス打破に挑む

血統傾向

中山開催近10回の当レースにおける距離短縮組のうち、トムロルフ&チーフテン兄弟の母ポカホンタスの血を引く馬の成績を調べてみると以下のとおりに。

ポカホンタス有【2-1-2-7】
 勝率16.7% 連対率25.0% 複勝率41.7%
ポカホンタス無【0-1-1-8】
 勝率0.0% 連対率10.0% 複勝率20.0%

綺麗に明暗が分かれる格好。明らかにポカホンタスの血を有する群の方が成績が良い。

詳細記事はコチラ⇒◆【スプリンターズステークス2024予想/血統展望】中山で狙いたい“ポカホンタスの血” 上位見据える穴馬候補にロックオン

人気・配当傾向

[過去10年]スプリンターズステークス2024の人気傾向

過去10年、1番人気が4勝挙げているが、2021年のグランアレグリアを最後に3年連続で勝ち星なし。いずれもGI馬やスプリントGI好走馬など、この舞台で1番人気に推されるだけの実績があるにも関わらず、勝ち切れていない。

2014年の新潟開催を除く、過去9年の1番人気の枠別成績を見ると、7枠が【0.0.0.2】と振るわず、結果を出しているのは1~5枠。1~3番人気【8.5.2.15】の枠別成績を見ても、1~4枠が6勝、5~8枠2勝のみ。

詳細記事はコチラ⇒◆【スプリンターズステークス20204予想/高配当メソッド】人気サイドが「10回中9回連対」も10人気以下の激走多数 “枠次第”で波乱の可能性

枠順データ・傾向

スプリンターズS2024の枠順

スプリンターズS2024の枠順

「スプリンターズSは外枠不利」という定説通り、1~4枠が【7.5.8.52】勝率9.7%、複勝率27.8%、5~8枠が【2.4.1.64】勝率2.8%、複勝率9.9%の成績。5枠は【1.2.0.14】と3連対しているので、6~8枠に限れば【1.2.1.50】で勝率はたったの1.9%。ただし、3番人気以内に限れば【1.2.0.5】で回収値は単複ともに100超えと、軽視はできない。

詳細記事はコチラ⇒◆【スプリンターズステークス20204予想/枠順傾向】サトノレーヴに「0.1.1.25」の試練 “勝率53.8%”該当で運を味方につけたのは……

ママコチャ/2023年スプリンターズ(C)Toshihiko Yanagi

【スプリンターズステークス2024予想】過去10年のレース結果・配当・血統まとめ 傾向分析に使えるお役立ちデータ

■「スプリンターズステークス2024」全頭診断

・サトノレーヴ
スプリント戦を3連勝中と、ここにきて頭角を現してきた上がり馬。使われるたびに2着馬との差を離しているように、目下の充実ぶりは出走馬中NO.1と言える。ただ、盤石かと言われればYESとは言い難く、ロードカナロア産駒は中山芝1200m重賞で【1-2-1-23】勝率3.7%。当舞台の3走前勝利時も重賞馬券内のない馬に僅差だった。この馬のために来日するD.レーンの手綱は心強いが、それを加味しても死角なしと断定するには躊躇してしまう。

・ダノンスコーピオン
ロードカナロア産駒の庭である中京芝1200mでもフタ桁着順の前走。ここでの一変は難しいだろう。

・トウシンマカオ
前走セントウルSを制し、4度目の重賞タイトルを獲得。2-4着馬が道中3番手の前残り決着のなか、4角10番手で大外から豪快に突き抜けたレース運びは着順以上の強さを感じさせるものだった。右回りの直線急坂コースは【3-0-0-0】と負け知らず。有力馬の意識が前に向くであろう展開面も含め、侮れない1頭だ。

詳細記事はコチラ⇒◆【スプリンターズステークス2024予想/全頭診断】馬券妙味は「3.0.0.0」合致の5歳馬 “枠次第で押さえるべき”穴候補は

■「スプリンターズステークス2024」軸馬/穴馬予想コラム

危険な人気馬:サトノレーヴ

サトノレーヴの父ロードカナロアは、2012、13年のスプリンターズSで連覇を果たすなど、短距離戦線で栄華を極めた。しかし、その産駒は高松宮記念では【2.0.2.9】と2頭の勝ち馬を輩出している一方、スプリンターズSでは【0.1.1.10】と、いまだに勝ち馬を輩出できていない。国内外GI2勝のダノンスマッシュも、スプリンターズSでは勝ち切れなかった。

中京と中山の芝1200mでの成績を比べてみても、前者は勝率14.4%、連対率22.2%、複勝率30.5%であるのに対し、後者は勝率10.7%、連対率18.6%、複勝率26.6%と、中京に比べて中山のほうが分が悪い。このあたりも、ロードカナロア産駒が、スプリンターズSで勝てない理由なのかもしれない。

詳細記事はコチラ⇒◆【スプリンターズステークス2024予想/危険な人気馬】「7.1.0.1」が「0.0.0.9」に急降下で“消し” 経験値と人気のギャップに妙味なし

データ攻略「前年覇者ママコチャに【2.1.1.1】の追い風」

ディフェンディング・チャンピオンとして今年も参戦をはたすママコチャ。前哨戦のセントウルSは斤量57キロをものともせず2着と上々の秋初戦だった。舞台適性も申し分ない5歳牝馬。連覇達成への追い風となるデータがこちら。

・川田将雅騎手騎乗の前走2着内馬【2.1.1.1】

詳細記事はコチラ⇒◆【スプリンターズステークス2024予想/データ攻略】サトノレーヴとママコチャの「買い or 消し」 人気予想2頭で“断然アタマ推し”候補は

データ攻略「ナムラクレアに【0.0.0.12】の“消し”データ」

“消し”データに当てはまってしまったのがナムラクレアだ。連覇を狙った前走キーンランドCはまさかの馬券外。それでも昨年の本レース3着、今年の高松宮記念2着の実績から人気一角が予想されるが、以下のデータが重くのしかかる。

・前年9月以降に勝利がない4歳以上牝馬【0.0.0.12】

詳細記事はコチラ⇒◆【スプリンターズステークス2024予想/データ攻略】連勝狙うトウシンマカオに“馬券内率75%” 「0.0.0.12」の人気一角は消し候補に

穴馬アナライズ「ウインマーベル」

過去10年のデータを見ると、5枠以上が3勝しているのに対し、4枠以内の馬が7勝と、内枠が有利な傾向が強く出ている。今回、2枠3番という絶好の枠を引き当てたことも大きなプラス材料。「ピーク」「適性」「枠」の三拍子が揃っているにもかかわらず、この人気であれば間違いなく買うべき一頭だ。

詳細記事はコチラ⇒◆【スプリンターズステークス2024予想/穴馬アナライズvol.1】充実一途がコース適性×絶好枠で急浮上 即買いの前日“8人気前後”

穴馬アナライズ「ルガル」

今回は6カ月半ぶりのレースとなるが、この中間はプールを中心に、坂路併用で心肺機能をしっかりと強化している。25日の最終追い切りは、レースでも騎乗する主戦・西村淳を背に馬なりでキビキビとした動き。久々でも臨戦態勢は整っており、夏を越えてさらにパワーアップした印象だ。前回1番人気だったこの馬が、今回は想定10番人気前後と非常にオイシイ存在だ。

詳細記事はコチラ⇒◆【スプリンターズステークス2024予想/穴馬アナライズvol.2】前走大敗で期待値は最大化  人気ガタ落ち想定“10人気前後”の爆穴

■「スプリンターズステークス2024」レース概要

開催日
2024年9月29日(日)15時40分
4回中山9日目 11R
第58回 スプリンターズステークス(GI)

施行条件
芝右1200m
3歳上オープン/国際/指定/定量

賞金
1着 1億7000万円
2着 6800万円
3着 4300万円
4着 2600万円
5着 1700万円

■「スプリンターズステークス2024」中山芝1200mコース解説

中山芝1200mのコース図

中山芝1200mのコース図

向こう正面の坂の頂上部分からスタート。最初のコーナーまでは275mと短いが、カーブが緩く、ゴール前坂下までおよそ4.5mを一気に下っていくためペースは速くなりがち。直線も310mと短めだが、ゴール前では高低差2.2mの急坂が待ち受ける。オーバーペースで進むと前と後ろがガラっと入れ替わる。

■「スプリンターズS2024」過去プレーバック

2023年 ママコチャ

着順枠番馬番馬名性齢斤量騎手タイム・着差上がり人気
1着36ママコチャ牝456.0川田将雅1:08.034.53
2着510マッドクール牡458.0坂井瑠星ハナ34.46
3着11ナムラクレア牝456.0浜中俊134.41

→→→右へスクロール→→→

2022年 ジャンダルム

着順枠番馬番馬名性齢斤量騎手タイム・着差上がり人気
1着12ジャンダルム牡757.0荻野極1:07.834.68
2着47ウインマーベル牡355.0松山弘平クビ34.17
3着36ナランフレグ牡657.0丸田恭介3/433.95

→→→右へスクロール→→→

2021年 ピクシーナイト

着順枠番馬番馬名性齢斤量騎手タイム・着差上がり人気
1着24ピクシーナイト牡355.0福永祐一1:07.133.43
2着612レシステンシア牝455.0C.ルメール233.52
3着11シヴァージ牡657.0吉田隼人アタマ33.410

→→→右へスクロール→→→

監修:山田剛(やまだつよし)●『SPREAD』編集長