【MLB】「メッツはソトが断れないほどのオファーを提示する」FA争奪戦巡り、米メディア指摘 主砲アロンソの去就にも影響か

【MLB】「メッツはソトが断れないほどのオファーを提示する」FA争奪戦巡り、米メディア指摘 主砲アロンソの去就にも影響か
ヤンキースのフアン・ソト(C)Getty Images

ファンの視線がプレーオフに集まる中、フリーエージェント(FA)市場を巡る話題も沸騰中。もちろん、最注目は若き天才フアン・ソト外野手(ヤンキース)で、米メディアは連日のように移籍先予想を展開している。大谷翔平投手がドジャースと結んだ10年総額7億ドルに迫る大型契約となる見込みのため、目が離せない状態となっている。

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■プレーオフ次第では契約金が爆上がり

ヤンキースは5日(同6日)から始まる地区シリーズで、ワイルドカードシリーズから勝ち上がってきたロイヤルズと対戦する。勝負の行方もさることながら、オフにFAとなるソトのプレーにも注目が集まっている。

現在、ソトの新規契約交渉は5億ドルからスタートすると言われている。ただ、10月のパフォーマンス次第では5億ドルではなく、6億ドルから始まるというのが定説。つまり、最終的な金額も跳ね上がり、争奪戦に参加予定だった球団も予算オーバーで撤退を余儀なくされる可能性が出てくる。結果的にチーム編成に大きな影響が出るため、プレーオフにおけるソトの打席には熱い視線が注がれることになる。

米メディア『The Sporting News』は2日(日本時間3日)、メッツの補強プランを掲載。同メディアは「プレーオフが終われば、メッツは冬の間、最も注目されるチームになる」とし、ソト獲得を目指すほか、オリオールズのエース、コービン・バーンズ投手も狙っていると改めて報じた。

■チームの顔アロンソは退団か

そして、米スポーツメディア『ブリーチャー・レポート』エリック・ビーストン記者の「チームはソト獲りに失敗した場合のみ、オフにFAとなる主砲ピート・アロンソ内野手と再契約を結ぶ」というコメントを紹介。その上で、チームの顔であっても再契約か移籍かはソト次第と指摘し、もしメッツがソトと契約すれば、アロンソと再契約する可能性は大幅に低くなると主張した。

そのビーストン記者は「ソトはヤンキースで素晴らしい時間を過ごし、キャリア最高のシーズンを送ったが、彼は過去にワシントン(ナショナルズ)からの巨額の契約延長を断り、さらに多くの報酬を求めて移籍した。もし、彼がメッツや他のチームからそれ(巨額報酬)を引き出せると思えば、ヤンキースを去るだろう」と説明し、「メッツはソトが断れないほどの好条件のオファーを提示する」と結論付けた。

ソトはヤンキースでの素晴らしい経験があっても、金銭を第一に考えるのか。そうなれば、富豪オーナーであるスティーブ・コーエン氏率いるメッツが断然優位に立つが、果たしてどうなるか。熱闘続くプレーオフの裏で、下交渉も激しさを増しているようだ。

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