【MLB】勝てば進出、負ければ終了……アロンソ土壇場の“史上初”逆転3ランが決勝点に メッツ公式も驚愕「おいおい冗談だろ」

 

H.Ariga/SPREAD編集部

【MLB】勝てば進出、負ければ終了……アロンソ土壇場の“史上初”逆転3ランが決勝点に メッツ公式も驚愕「おいおい冗談だろ」
メッツのピート・アロンソ(C)Getty Images

メジャーリーグは3日(日本時間4日)、ポストシーズンのワイルドカード決定戦が行われ、メッツが4-2でブルワーズに勝利。2勝1敗で地区シリーズ進出を決めた。5日(同6日)からは、同地区ライバルのフィリーズと激突する。

試合を決めたのは、ピート・アロンソ内野手。勝てば進出、負ければ終了の土壇場9回表で起死回生の逆転3ラン、今オフFAとなるメッツの主砲が大舞台で決勝打を放った。

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■今季FAの主砲が値千金の一打

1勝1敗のタイで迎えた、ワイルドカード決定戦の第3戦は、終盤まで両者譲らぬ緊迫した展開に。メッツは、ベテラン左腕のホセ・キンタナ投手が6回4安打無失点。対するブルワーズは、今季9勝の若手右腕トビアス・マイヤーズ投手が5回2安打無失点の好投、ナ・リーグトップの防御率を誇るブルペン陣もメッツ打線を抑え込み、終盤まで無失点で凌いでみせた。

メッツは7回裏に、代打ジェイク・バウワーズ内野手とサル・フレリック外野手の連続本塁打を浴びると、2点ビハインドのまま最終回へ。抑えのデビン・ウィリアムス投手から四球と安打で1死一、三塁の好機を作ると、この試合無安打だったアロンソが起死回生の逆転3ランを敵地右翼スタンドへ叩き込んだ。

メッツ公式Xは「ポーラーベア(※アロンソの愛称ホッキョクグマ) !おいおい冗談だろ?」と大興奮、崖っぷちでの一打に信じられないと驚くばかりだった。

米データ会社『OptaSTATS』によると、アロンソが放った「勝てば進出、負ければ終了の一戦で、9回以降での逆転本塁打」はメジャー史上初の快挙とのこと。今季でFAとなる主砲にとっては、最高のアピールになっただろう。

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メッツはアロンソの一打でブルワーズに逆転勝利し、2勝1敗で地区シリーズ進出が決定。5日(同6日)から、同地区ライバルのフィリーズとの決戦に臨む。

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