ヤンキースは29日（日本時間30日）、本拠地でドジャースとのワールドシリーズ第4戦を戦い、11－4で勝利。世界一に王手をかけられていたが、1勝3敗として踏みとどまった。
4戦目にして打線が奮起して初勝利をつかみ取ったなか、MLB公式サイトがヤンキースの勝利の様子を伝え、選手がコメントしている。
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■ドジャースの勢い止める一発
ヤンキースは今シリーズ絶好調のフレディ・フリーマン内野手に先制の2ランを許し、序盤にドジャースに先手を打たれる展開に。それでも、1点取り返して迎えた3回、2死満塁のチャンスからアンソニー・ボルピー内野手が値千金の逆転満塁弾で勝ち越した。
さらに、8回にもグレイバー・トーレス内野手に3ランが生まれるなど一挙5得点と打線が機能し、11得点を奪っての快勝。ドジャースの世界一に待ったをかけた。
MLB公式のアンソニー・カストロビンス記者は試合後に選手たちの活躍に言及。地元ニューヨーク育ちのボルピーについて「彼は子どものころからデレク・ジーターを崇拝していて、“キャプテン・クラッチ”のように活躍するチャンスを得た」とヤンキース黄金期を支えた名ショートがアイドルだったと紹介し、「疑いようのないグランドスラムを放ち、ブロンクスを明るく照らした」と起死回生の一打を振り返っている。
これで1勝3敗としたヤンキースだが、依然として追い込まれた状況のなかでドジャースとの第5戦に挑むことになる。この日3ランを放ったトーレスは、「ゲリットは野球界最高の投手なので我々は彼を信頼しているし、彼の能力を信じている」とコメント。第5戦に先発するエースのゲリット・コール投手への期待を明かしている。
不振に悩まされていたアーロン・ジャッジ外野手にも適時打が生まれるなど、4戦目にして意地を見せたヤンキース。名門が15年ぶりの世界一に向けて大逆転劇を見せることができるのか。
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