ドジャースはヤンキースとのワールドシリーズを戦っており、ここまで3勝1敗。第4戦には敗れたものの、世界一に王手をかけた状態で第5戦を迎える。
そんななか、期待されるのが今オフにフリーエージェント(FA)を迎える大物の獲得。なかでも最大の注目銘柄であるフアン・ソト外野手の動向には関心が寄せられている。
◆左肩亜脱臼の大谷翔平について「彼は60%の力しか出せなくても世界を圧倒する」とNYメディア ド軍ロバーツ監督からは“苦言”も
■ポストシーズンでも4本塁打の活躍
ドジャースとのワールドシリーズを戦っているソトは、パドレスからトレードで加わったヤンキースでアーロン・ジャッジ外野手とともに強力打線を形成。レギュラーシーズンでは打率.288、41本塁打、109打点と結果を残し、ポストシーズンでも4本塁打を放つなど、打線に欠かせない存在となっている。
そんなソトだが今季終了後にFAを迎え、26歳という若さもあり最大の注目銘柄と呼ばれている。ワールドシリーズ終了後には争奪戦が繰り広げられることが予想される。
米スポーツ専門局『CBSスポーツ』は、「フアン・ソトの噂。ドジャースがフリーエージェント争いに加わると予想、スコット・ボラスがワールドシリーズで発言」と題した記事を掲載。この争いにドジャースが参戦する可能性を伝えている。
記事内では米紙『ニューヨーク・ポスト』のジョン・ヘイマン記者が、ドジャースが「興味があれば」と前置きしたうえで、ソトの獲得に動く見通しを明かし、情報筋の言葉を引用したことを報道した。
昨オフにドジャースがエンゼルスから大谷翔平投手、オリックスから山本由伸投手を獲得した実績をもとに、「ドジャースはトップクラスの才能を追い求めるのが得意である」と紹介。現時点での獲得のライバルとしてヤンキースとメッツを挙げており、ナショナルズとブルージェイズも関心はあるものの「競争力のあるオファーを出せるかは未知数」と資金面でニューヨーク2球団には及ばないと見ている。
30日(日本時間31日)にはワールドシリーズの第5戦が予定され、ドジャースはヤンキース相手に世界一を狙うことになる。その後に待ち受けるオフシーズンに、メジャー屈指の天才打者の獲得に動くのかは注目される。
◆「メッツはソトが断れないほどのオファーを提示する」FA争奪戦巡り、米メディア指摘 主砲アロンソの去就にも影響か
◆「全30球場で本塁打」を達成したソトのコメントが波紋 「スタースラッガーの心は金に向けられていた」と米メディア
◆今オフにFAとなるテオスカー・ヘルナンデス、ド軍との契約延長交渉は難航か 「大金を支払うことに躊躇するかも」と米メディア