メジャーの表彰式典「オールMLBアワードショー」が14日(日本時間15日)、米ネバダ州ラスベガスで行われ、今永昇太(カブス)が「オールMLB」のセカンドチームに先発投手として選出された。
表彰式では球団応援歌「GO CUBS GO」を熱唱し、会場を盛り上げた。その後、MLB専門局の番組に出演し、メジャー移籍が濃厚となっている佐々木朗希に関する質問にも答えた。
◆【実際の映像】今永昇太、授賞式で球団応援歌「Go Cubs Go」を大熱唱! 観客を煽ると“ノリノリ”なベッツも手拍子
■「会場を盛り上げたかった」
受賞者が感謝のスピーチを述べる中、今永だけは表彰式でバンド演奏に合わせ、「GO CUBS GO」を熱唱。ドジャースのムーキー・ベッツ内野手ら出席者たちから喝采を浴びた。
一夜明け、MLB専門局「MLBネットワーク」の番組に出演した今永は、司会者から歌い手としての自己評価を聞かれると、「もっと練習して、いつ歌ってもいいよと言われるように準備します」と話し、笑いを誘った。
また、歌いながら何度も手を振り上げ、出席者をあおるようなパフォーマンスをしたことについては「会場をもっと盛り上げたいと思ってやりました」と即答。1年目で感じたメジャーの野球に関しては「パワーもスピードもすごいが、守備も上手。足の速い選手もたくさんいるので、細かい部分でもレベルが高いと思った」とコメントした。
■「佐々木はいい成績を残せる」
投球に対する日米の違いについても触れ、「日本では低めを丁寧に投げるように教わります。僕は今季、(メジャーで)高めをメインに配球しましたが、やはり低めも大事なんだなと確認することができました」と振り返った。
話はメジャー移籍が濃厚となっている佐々木朗希投手にも及び、「彼をどう分析するか」と問われると、「彼とはWBCでチームメートでした。同じチームではないが、(日本で)一緒にシーズンを過ごしてきました。160キロのストレートを投げられて、あれだけ落差の大きいフォークを投げられる投手は世界中を見渡してもあまりいません。米国に来ても、すごくいい成績を残すと思います」と分析した。
表彰式のパフォーマンスで話題をさらった今永。来季はますます注目されそうだ。
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