ドジャースの大谷翔平投手の驚きの長打力を示すデータが17日、『MLB Network』により公表され、話題を呼んでいる。
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■“打者天国”有する球団と競る大谷
『MLB Network』はMLBのデータ解析システム「スタットキャスト」のデータを元に「今季450フィート(約137.2メートル)以上の本塁打を放った本数ランキング」のトップ5を公表。
9本を放った大谷は、2位にランクイン……かと思いきや、大谷以外のトップ5はすべて球団。球団の合計本数でも、大谷を抜いたのはロッキーズ1球団のみだった。
また、ロッキーズの本拠地クアーズフィールドは標高約1600メートルの高所に位置し、約10%飛距離が伸びるため“打者天国”として知られているが、450フィート以上の本塁打が出たのは11本のみ。
3位以降はダイヤモンドバックスとニューヨーク・ヤンキースの7本、パイレーツの5本だった。
この結果を見たファンは「あれ?比べる単位が…」「チーム名と大谷が並んでるw」「狂気のパワー」「年俸や本塁打数、盗塁数でことごとく球団記録と肩を並べる男」「彼はまさにユニコーン。史上最高、過去最高、そしてこれからも最高の選手だ」と驚きの声が上がっている。
■MVP3度目の満票受賞なるか
右肘手術の影響で打者専念となった大谷は今季159試合に出場して打率.310、54本塁打、130打点、59盗塁、OPS1.036をマーク。メジャー史上初となる「50-50(50本塁打・50盗塁)」を達成し、本塁打と打点でナ・リーグ二冠を獲得。チームのワールドシリーズ優勝にも大きく貢献した。
12日(同13日)にシルバースラッガー賞を獲得したのを皮切りに、14日(日本時間15日)の授賞式では今季もっとも活躍した打者に贈られる「ハンク・アーロン賞」を2年連続、今季もっとも活躍した指名打者に贈られる「エドガー・マルティネス賞」を4年連続で受賞。
今季の通算成績をもとに、ファンとメディア関係者の投票で各ポジションから「ファーストチーム」と「セカンドチーム」が選ばれる「オールMLB」では、「ファーストチーム」の指名打者部門に選出され受賞ラッシュとなっている。
ナ・リーグ最優秀選手(MVP)の最有力候補にも目されている大谷。特大弾の本数を球団と競う強打者が、指名打者としてはメジャー史上初、自身3度目の満票受賞なるか注目したい。
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