【MLB】大谷翔平だけで打線を組んだら「勝率.818」 名門ドジャース141年間の頂点に、米データサイト算出

 

H.Ariga/SPREAD編集部

ドジャース・大谷翔平(C)Getty Images
ドジャース・大谷翔平(C)Getty Images

ドジャース移籍1年目で、悲願の世界一を達成した大谷翔平投手。今季は打率.310、54本塁打、130打点、59盗塁、OPS1.036の好成績で本塁打と打点の二冠王を獲得し、数々の球団記録を塗りかえた。

大谷だけで打線を組めたら……孤軍奮闘が目立ったエンゼルス時代には、荒唐無稽な願いに思いを馳せたファンも少なくないだろう。米データサイト『Baseball Reference』には、そんな突拍子もない仮説を数値化したデータが存在する。

◆大谷翔平、“受賞ラッシュ”で際立つ存在感 公式サイトも称賛「なぜ7億ドルに値するかを証明した」

■打撃能力を評価する「Offensive Win%」

ある打者が平均的な投手の援護を受けた場合、チームがどれだけの割合で勝利するかを示す「Offensive Win%」。打撃能力を評価するための指標だが、今回のケースでは「大谷が打線に9人いたらどうなるか」と置き換えてもいいだろう。なお、これは打撃のみで守備や走塁の貢献は含まれていない。

『Baseball Reference』が算出した「Offensive Win%」において、今季の大谷は勝率「.818」という驚愕の数字を叩きだしている。これは、1884年ブルックリン時代から続く、名門ドジャース141年間の歴史の中で堂々トップに。2000年以降では、昨季のムーキー・ベッツ外野手が記録した「.779」が球団歴代15位、フレディ・フリーマン内野手の「.771」が20位にランクインしている。

通算記録では、大谷は「.736」でメジャー歴代42位タイ。昨季までの同僚マイク・トラウト外野手が「.789」で歴代13位に。エンゼルスは稀代のスラッガーを擁していながら、2016年以降、一度も勝率5割を超えることはなかった。

◆ドジャース打線、他球団を凌駕した「無から得点を生む力」 公式データで“SS受賞”を解き明かす

◆菊池雄星がドジャース移籍の可能性 大谷翔平との“花巻東コンビ”や、佐々木朗希を加えた“岩手県トリオ”の結成に期待の声

Advertisement


◆【MLBアワード2024】大谷翔平「MVP発表はいつ?」 3度目の満票MVPなるか、ハンク・アーロン賞ほか各賞の日程一覧