ドジャース移籍1年目で、悲願の世界一を達成した大谷翔平投手。今季は打率.310、54本塁打、130打点、59盗塁、OPS1.036の好成績で本塁打と打点の二冠王を獲得し、数々の球団記録を塗りかえた。
2018年の渡米から、積み上げた本塁打数は225本。ここでは、メジャー7年間でもっとも大谷の餌食となった投手たちを公式データから読み解いていく。
◆大谷翔平、今季ドジャースタジアムだけでプレーしていたら「60本塁打」だった 公式データで明らかに
■モンタスは移籍後もカモに
Shohei Ohtani joins the pack atop the MLB home run leaderboard with No. 13! pic.twitter.com/z7Ui2rpfxb
— MLB (@MLB) May 18, 2024
MLB公式のデータページ『Baseball Savant』で、大谷からレギュラーシーズン7年間でもっとも本塁打を打たれた相手を調べると、とりわけカモにされた投手がひとり浮上する。
唯一、5本塁打を喫したのがフランキー・モンタス投手。今季レッズで開幕を迎え、トレード期限でブルワーズへと移籍した右腕が、2019年と20年に1本ずつ、22年には2本塁打を被弾。さらに今季5月17日(日本時間18日)にも、外角フォーシームをドジャースタジアムの左翼スタンド最前列へと運ばれた。
試合後にモンタスが「実力を認めるしかない、脱帽だよ」と苦笑したように、通算34打席で29打数11安打5四球。三振7つを奪っているものの、打率.379、OPS1.368と完全に攻略されてしまった。被安打数でもワーストタイで、大谷にとってもっとも相性が良い投手と言ってもいいだろう。
■先輩・菊池雄星はワースト2位タイの3被弾
第2位は、3本塁打で複数人が並ぶ結果に。うちひとりは、花巻東高校の先輩・菊池雄星投手。現在FAで来季はチームメートになる可能性もあるが、果たしてどうなるか。そのほかでは、同地区ライバルであるパドレスのマイケル・キング投手ら計7人がランクインした。
一方で、大谷からもっとも多く三振を奪っているのが、アストロズの左腕フランバー・バルデス投手。対戦数が最多の43打席、許した安打はわずか5本(1本塁打)で打率.139、12奪三振と抑え込んでいる。天敵と呼ぶに相応しい投手のひとりだろう。
◆米メディア、ド軍の“来季先発ローテ”を予想 大谷翔平が1番手、2番手に山本由伸 加入すれば佐々木朗希は5番手か