メジャーリーグの今オフの移籍市場で最大の注目銘柄となっているのがヤンキースからフリーエージェント(FA)になったフアン・ソト外野手。26歳の天才打者をめぐって各球団による争奪戦が繰り広げられている。
そんななか、MLB公式は最新の情報を公開。ソト争奪戦でブルージェイズが最高額を提示して、優位に立つ可能性を報じている。
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■NY勢中心の争いも状況に変化
ソトはヤンキースで2024年シーズンに打率.288、41本塁打、109打点を記録。ポストシーズンでも勝負強さを発揮しワールドシリーズ進出に貢献するなど、26歳の若さもあり今冬最大の注目選手となっている。
ソトをめぐってはヤンキースやメッツ、レッドソックス、ドジャースなどが関心を示しているとされてきた。しかし、2日(日本時間3日)に更新されたMLB公式サイトの情報によると、有力候補に挙がってきたのはブルージェイズ。
『SportsNet』のベン・ニコルソン記者は先週に「ダークホースだ」と言及していたブルージェイズだが、『SNY』のアンディ・マルティーノ記者が「トロントが最高額を掲示する可能性が高まってきた」と一転。ブルージェイズが急浮上したと伝えている。
記事内では「ソトが本当に最高額を提示した球団と契約するのか、ほかの要素を優先しているのか誰も確かなことは分からない」としつつも、『MLBネットワーク』のジョン・モロシ記者による「ソトが10日以内に決断を下すと情報筋から聞いた」との証言もあり、移籍先決定に向けては近づいているとされる。
5球団による争奪戦から急浮上してきたブルージェイズ。はたして、今オフ最大の注目銘柄であるソトを最高額で落札することができるのか。
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