メジャーリーグで今オフ、最大の注目銘柄となっているのがヤンキースからフリーエージェントになったフアン・ソト外野手。2024年シーズンに41本塁打、109打点をマークしたスラッガーは26歳という若さもあり、各球団が争奪戦を繰り広げている。
そんななか、獲得候補のひとつとされていたのがレッドソックス。米メディアがソト獲得について言及し、他選手に狙いを移す可能性を論じている。
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■NY2球団を中心に争奪戦
野手では今オフ最大の注目選手であるソトについてはヤンキースとメッツのニューヨーク2球団を中心に、ドジャース、レッドソックス、ブルージェイズなどが最終候補として報じられた。
米メディア『FANSIDED』はレッドソックスがソトに対して「説得力のある売り込みをしたことは分かっている」と獲得に向けた動きを見せたことを認めつつ、「ソトの打撃はあの球場では並外れてよく機能するはずで、ボストンが勝者の集団をつくることに全力を注いでいることは明らかだ」と、ソトと本拠地であるフェンウェイパークの相性についても太鼓判を押している。
一方で、「レッドソックスはこの冬に複数の選手を獲得したいと考えているため、ソトの加入は他の選手と重なる可能性がある」とチームの補強の狙いと照らし合わせながら言及。『The Athletic』のジム・ボウデン記者の言葉を引用する形で、「レッドソックスは間違いなくソト獲得に動いているが、クレイグ・ブレスローGMは最終的には少し(金額的に)劣る選手で妥協するとみられる」と獲得から撤退する可能性を示唆している。
■ア・リーグ東地区でプレー経験あり
その代替案として名前が挙がったのがテオスカー・ヘルナンデス外野手とアンソニー・サンタンダー外野手の2選手。前者はドジャースで過ごした2024年シーズンに33本塁打を放ち、後者はオリオールズで44本塁打とともに一発が見込めるスラッガーである。
記事内では「ヘルナンデスとサンタンダーはア・リーグ東地区で実績を積んだため、この地区の状況を理解している」とブルージェイズ、オリオールズで同地区での経験があることに触れ、「ソトより寿命は短く、上昇も大きくないかもしれないが、価格は手頃になるはずだ」と獲得に向けた資金を下げられることもメリットだと見ている。
ソトの獲得球団が絞られてきたなかで、レッドソックスは方針転換し、T・ヘルナンデスやサンタンダーといったスラッガーに狙いを移していくのか。
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