米紙『USA TODAY』のボブ・ナイチンゲール記者が、米メディア『ドジャース・ネーション』の公式YouTube番組に出演し、フリーエージェント(FA)になっているテオスカー・ヘルナンデス外野手について「彼はドジャースと再契約する」と予想した。また、ヤンキースからFAになっているフアン・ソト外野手のドジャース入りには否定的な考えを示した。
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■マネーゲームには参加せずの姿勢
ドジャースからFAになり、その動向が注目されているT・ヘルナンデスについて、ナイチンゲール記者は「ドジャースは、おそらく彼に他チームも見て回らせて、『もし、他の誰かが破格の条件を提示するなら、そちらを選んでもいい』と言っているのでしょう」と分析した。
続けて同記者は、交渉におけるドジャースの流儀を説明。「通常、彼らは基準を設定します。『この条件で契約するのなら一緒にやろう。もし、難しい場合、我々は別の選択肢に目を向ける』といった感じです。でも、私はT・ヘルナンデスは戻ってくると思います」とし、右の大砲は帰還すると予想した。
同記者が語ったようにドジャースの「深追いせず」の姿勢はよく知られており、今回もマネーゲームをしてまで引き留めることはないというのが通説となっている。
それでも再契約を予想した理由について、同記者は「彼はドジャースでプレーするのが大好きだった。ポストシーズンや優勝パレードの時、誰もが彼が素晴らしいチームメートだと絶賛していたのを見ただろう」と話し、「ドジャースが最優先」と語ったT・ヘルナンデスの言動を根拠にした。
■ソト獲得の可能性は皆無と予想
ただ、同記者のコメントを受けて、米スポーツメディア『CLUTCH POINTS』は、ドジャースとT・ヘルナンデスが“相思相愛”であると認めつつも、「FAでは何が起きてもおかしくない。他チームがドジャースより良いオファーをした場合、T・ヘルナンデスはそのチームと契約するかもしれない。彼はワールドシリーズ優勝に大きく貢献したため、交渉は注意深く見守る必要があるだろう」と記し、予断を許さないとした。
また、同記者はソトにも言及し、ドジャースが獲得する可能性はほとんどないと断言。「来年ドジャースの右翼を守るのがソトである可能性よりも、あなたや私がそのポジションに就く可能性の方が高いでしょう」とジョークを飛ばし、「ドジャースはソトを必要としていません」と言い切った。
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