ドジャースは11月29日(日本時間11月30日)、トミー・エドマン外野手と5年総額7400万ドル(約110億7000万円)+球団オプション1年で契約を延長したと発表した。
夏のトレード期間で獲得したユーティリティ選手と契約を延長したドジャース。来季の布陣についてMLB公式が言及している。
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■ポストシーズンで放った輝き
エドマンは2023年のワールド・ベースボール・クラシックでは韓国代表としてプレー。カージナルスから今夏に三角トレードで加入すると、内外野守れるユーティリティさで重宝され、シーズンでは37試合に出場して打率.237、6本塁打、20打点、6盗塁を記録した。
輝きを放ったのがポストシーズンで、メッツとのナ・リーグ優勝決定シリーズでは打率.407、OPS1.022、11打点をマークしてMVPを獲得するなど4年ぶりの世界一に貢献。MLB公式では「エドマンはすぐにドジャースに欠かせない存在となった。その多彩さはチームにとって有益であり、必要に応じて中堅や遊撃手として活躍した」と称えている。
さらに、同サイトはユーティリティ選手であるエドマンを含めた来季のドジャースの布陣を予想。「ムーキー・ベッツとギャビン・ラックスが内野にいるのでエドマンは来季、センターでプレーする時間がほとんどになるだろう」と見ており、右翼からの再コンバートが想定されているムーキー・ベッツ内野手との兼ね合いで、エドマンが外野に回る見通しを立てている。
ドジャースはジャイアンツからフリーエージェント(FA)となったブレイク・スネル投手の獲得に成功し、今季のチームで貴重な役割を果たしたエドマンとの契約延長にも成功した。着実にチーム強化を進めるなか、次はどのような一手に出るのか。
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