【UFC】朝倉海、日本人初の王座戴冠ならず……パントージャは王者としての“矜持”を語る「ここはUFCで、俺の縄張りだ」

 

A.Kudo/SPREAD編集部

朝倉海
朝倉海(C)Getty Images

総合格闘家の朝倉海が7日(日本時間8日)、米国ラスベガスのT-Mobileアリーナで行われた「UFC310」のメインカードでフライ級王座をかけて王者アレッシャンドリ・パントージャと対戦。

朝倉は2ラウンド2分5秒でバックチョークを決められ一本負けを喫した。

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■UFCデビュー戦でビッグチャンスも……悔しい一本負け

この日UFCデビュー戦を迎えた朝倉は入場曲の前に、RIZINのテーマ曲とレニー・ハートさんの「カイ・アサクラ」コールを場内に流し、場内を盛り上げた。ファンたちの声援を背にリングインすると落ち着いた様子で王者パントージャと向かい合った。

第1ラウンド、パントージャのカーフから試合がスタート。朝倉は膝、パントージャは遠い距離からフックとテイクダウンを狙う。スピード感のある試合展開の中、朝倉はパントージャのボディに膝に効かした。パントージャはガードを固めて、じっくりと相手を観察しながら慎重に試合を進める。

第2ラウンド、朝倉はフックなどを被弾。対する王者は一気に距離を詰め、四の字からバックチョークを決めて一本勝ちを収めた。

試合後のマイクで、パントージャは「これがUFCのレベルだ。ここは本当にレベルが高いんだ」と王者としての矜持を語り、「彼(朝倉)もタフで強い選手だが、それは関係ない。ここはUFCで、俺の縄張りだからだ」と話し練習仲間の堀口恭司らの名前を挙げて感謝した。

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解説を務めた扇久保博正は「朝倉選手はやることはすべてやったと思う」と朝倉の検討を称えた。

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