メジャーリーグは16日(日本時間17日)、ベースランニングに関する新しい指標を公式サイトのデータページ『Baseball Savant』で公開。盗塁、進塁などを総合的に評価した。
今季59盗塁を記録したドジャースの大谷翔平投手は、ダイヤモンドバックスのコービン・キャロル外野手に次いで総合部門の2位にランクイン。主に盗塁指標で高い評価を受けた。
◆対戦打率「.444」のパドレス右腕が語った大谷翔平の脅威 明かした修正能力、しのぎを削る戦いは「幸運でもあり、悪夢でもある」
■盗塁部門でデラクルーズを上回る
『Baseball Savant』では、盗塁や進塁によって生み出された(もしくは失われた)ベースランニングの総合的な得点価値を評価。走力やリード距離に加えて、送球の速さやベース通過時の外野手の位置など、多角的な情報を元に推定成功率を算出。成功、失敗、進塁を試みなかったケースなど、それぞれの結果に照らし合わせてポイントが付与される。
大谷は、盗塁と進塁のカテゴリーを総合した指標「Baserunning Run」で「+8」を記録。キャロルの「+12」に次いで全選手2位タイにランクインした。進塁に関しては比較的慎重、刺されたケースもあり「+1」と平均的な評価も、盗塁では全選手トップの「+7」をマーク。今季ナ・リーグ2位の59盗塁でわずか失敗が4つと、成功率の高さも評価されたかたちだ。
総合トップのキャロルは、盗塁よりも進塁面での評価が非常に高く、積極的な姿勢とミスの少なさがエリートクラス。また、今季のナ・リーグ盗塁王エリー・デラクルーズ内野手は、多くの盗塁を成功させたものの失敗も多く、総合では「+7」に留まり大谷を下回った。
◆「補強はまだ終わっていない」ド軍GM明言 米メディアはT・ヘルナンデス、佐々木朗希、守護神候補タナー・スコットの名前挙げる
◆大谷翔平の「世界最高峰」が際立つ“忖度なし”の現在地 今季の打撃・走塁データを一挙網羅
◆【画像アリ】大谷翔平、デコピンとの「あたたかい家族ショット」公開にファン歓喜 「あどけない表情がいつにも増して可愛い」