ドジャースが今オフの移籍市場で再契約に動いているのがテオスカー・ヘルナンデス外野手。2024年シーズンは大谷翔平投手やムーキー・ベッツ内野手らと強力打線を形成し、チーム2位の33本塁打を放った32歳だが、他球団との争奪戦となっており契約締結には至っていない。
ドジャースの専門メディアはT・ヘルナンデスとの交渉が停滞するなかでプランBを提示。代役候補に言及している。
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■ベッツが内野再転向で外野補強は必須
2年連続世界一を狙うドジャースにとって今オフの補強ポイントが強打の外野手。シーズン途中から右翼を守ったベッツが内野へ再転向となっており、外野の一角が務まり、かつ中軸を打てる打者の獲得が求められる。
大本命は2024年シーズンに在籍したT・ヘルナンデスだが、市場の目玉であったフアン・ソト外野手がメッツと契約し、獲得を逃したレッドソックスやブルージェイズといった球団が絡んでの争奪戦となっている。
そんななか、現地メディアの『ドジャー・ブルー』は「ドジャースがテオスカー・ヘルナンデス後任候補として44本塁打の強打者を指名か」と題した記事を掲載。ア・リーグ2位の44本塁打を記録し、オリオールズからフリーエージェント(FA)となったアンソニー・サンタンダー外野手をプランBとして挙げている。
記事内ではMLB公式のマーク・ファインサンド記者のコメントを引用する形で、「サンタンダーはおそらく1億ドル規模の5年契約を希望していると思われる」と予想。「ソトを逃したヤンキース、レッドソックス、ブルージェイズがサンタンダーに興味を示している」と3球団に続く形で、「他に注目すべきはドジャース、タイガース、ナショナルズだ」と計6球団の名前を挙げている。
なお、記事内では11月時点でのファインサンド記者の発言も紹介されており、「ロサンゼルスはフアン・ソトを狙っているチームのひとつだが、テオスカー・ヘルナンデスがチームのプランBになると思われる。しかし、ヘルナンデスが他球団と契約した場合、サンタンダーは右翼手として理想的な候補となるだろう」と見通しが立てられていた。T・ヘルナンデスとの交渉が停滞するなか、はたしてその証言通りにサンタンダーの獲得に動き出すのか。
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