メジャーリーグは17日(日本時間18日)、ヤンキースとカブス間でトレードが成立。ヤンキースは2019年のナ・リーグMVPコディ・ベリンジャー外野手と金銭500万ドル(約7億6800万円)を獲得し、見返りとして30歳のコディ・ポティート投手を放出した。
米メディア『USA TODAY』のボブ・ナイチンゲール記者によると、ヤンキースは一塁手のレギュラー獲得にも動いており、補強の手を緩める様子はないようだ。
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■アロンソは再びメッツとの争奪戦か
ナイチンゲール記者は同日、「ヤンキース戦闘モード突入:ベリンジャー獲得はソト退団後の最新の大きな動き」と題した記事を掲載。匿名を条件にヤンキースの幹部から情報を入手、今オフ積極的に戦力強化を図る名門球団の最新情報に迫った。
記事によると、ヤンキースはトレードで獲得したベリンジャーに対し、中堅手を中心に一塁手としても試合に出場する旨を伝えたそうで、アーロン・ジャッジ外野手は以前の右翼手に戻すという。先発左腕のマックス・フリード投手、抑えのデビン・ウィリアムス投手に続いての大物獲得となったが、今後も大きな動きがあるとのこと。
ヤンキースはFAの一塁手とも契約する見込みで、ピート・アロンソ、クリスチャン・ウォーカー、カルロス・サンタナ、ポール・ゴールドシュミットと交渉を開始したという。アロンソはメッツが残留に動いており、フアン・ソト外野手に続いて再び争奪戦に発展する可能性が高い。
ドジャースとのワールドシリーズに敗れ、2009年以来の世界一を逃したヤンキース。ソト退団の影響も残る中で、次なる一手に奔走している。
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