5日に中山競馬場で行われる第74回中山金杯(GIII、芝2000m)のデータを紹介する。
天皇賞・秋3着のホウオウビスケッツ、新潟記念優勝のシンリョクカ、紫苑Sの勝ち馬クリスマスパレードなどが出走予定。
ここでは過去10年のデータから予想のヒントになる「前走ローテ」を分析していく。
◆【中山金杯2025予想/穴ライズ】Bコース施行と先行馬多数で浮上 後方ズドンの一発を秘める想定オッズ“2桁”の伏兵
■チャレンジカップ組は狙い所が明確
新年一発目の名物重賞は、GIから3勝クラスまで様々なレースから勝ち馬が出ており、好走歴のある前走ローテが述べ16レースもある難解な一戦。
・チャレンジC【2.2.4.13】
・ディセンバーS【1.1.1.8】
・福島記念【1.1.0.13】
・金鯱賞【1.1.0.4】
・マイルCS【1.1.0.0】
・アルゼンチン共和国杯【1.0.0.4】
・ウェルカムS【1.0.0.3】
・リゲルS【1.0.0.1】
・甲斐路S【1.0.0.0】
・エリザベス女王杯【0.2.0.4】
・ディセンバーS【0.1.1.10】
・フルーツラインC【0.1.0.0】
・菊花賞【0.0.1.7】
・アンドロメダS【0.0.1.3】
・修学院S【0.0.1.1】
・大原S【0.0.1.0】
昨年も勝ち馬を輩出している前走チャレンジC組は【2.2.4.13】で、勝率9.5%、連対率19%、馬券内率38%。前走ローテ別では、唯一複数勝利を挙げている。このレースから注目したいのは前走の人気で、7-9人気だった馬は【2.1.2.2】勝率28.6%、連対率42.9%、馬券内率71.4%と好走率が大幅アップ。このゾーンからの出走があれば、忘れずに馬券へ組み込みたい。
また、着順別では前走3着以内なら【1.1.3.2】で、勝率14.3%、連対率28.6%、馬券内率71.4%とこちらも高い好走率を誇る。今年は京都での開催だったというイレギュラー要素が気にかかる部分ではあるが、チャレンジCで馬券内だった馬は押さえておくほうが吉。
■前走GI組は関西から
GI組で注目したいのは、マイルCS【1.1.0.0】、エリザベス女王杯【0.2.0.4】など、好走歴のあるGIはすべて関西圏で行われていたこと。特にエリザベス女王杯からはここ2年連続で2着馬を輩出しており要注意。ちなみに2頭とも前走10番人気かつ10着以下からの巻き返しにつき、このレースからはベタ買い推奨。
一方、前走天皇賞・秋組の【0.0.0.5】をはじめ東京競馬場で行われたGIからは全く好走例がない。上位人気も含まれながら軒並み凡走しているあたり、東京のスピードレースと中山芝2000mでのレース質の違いによる影響が大きいのかもしれない。
3勝クラスは【2.1.2.12】、勝率11.8%、連対率17.6%、馬券内率29.4%と、前走クラス別では最高の勝率を誇り、侮れない成績。
こちらは前走GI組とは逆に、前走が東京だと【2.0.0.4】で勝率33.3%と、このクラスからの勝ち馬をすべて含んでいる。また、前走京都組も【0.0.2.2】で馬券内率50%と警戒が必須だ。
中山金杯2025 予想コラム一覧
特集
◆【一覧】「中山金杯2025」大口投票パトロール クリスマスパレードに複勝“100万円”など高額集中 新年の幕開けレースも盛況
◆【中山金杯2025予想】過去10年のレース結果・配当・血統まとめ 傾向分析に使えるお役立ちデータ
◆【京都金杯2025予想】過去10年のレース結果・配当・血統まとめ 傾向分析に使えるお役立ちデータ
追い切り評価
◆【追い切り診断】“打倒クリスマスパレード”一角に「S」の最高評価 ドンピシャの調整過程で「最高潮のデキ」
◆【追い切り診断】想定“10人気以下”に高評価 前走大敗もいっさい引きずらず、力強い動きで「反撃の可能性」
◆【追い切り診断】コース巧者に辛口「B」評価 負荷の物足りなさ、攻め気配からも「本来の状態にない」か
データ分析・過去10年傾向
◆【枠順】連対馬20頭中17頭が“1桁馬番” ホウオウビスケッツに「0.1.0.9」、他有力勢も「馬券内率0%枠」に集中
◆【データ攻略】“8年連続馬券内”該当の想定8人気以下 「驚きの一変」はたす可能性秘めた伏兵は
◆【データ攻略】ホウオウビスケッツとクリスマスパレードの「買い or 消し」 外枠2頭で“鉄板級”の軸候補は