卓球の日本一を決める「天皇杯・皇后杯 2025年全日本卓球選手権大会」は23日、女子シングルスの4回戦が行われ、初優勝を狙う第2シードの張本美和(木下グループ)は原芽衣(レゾナック)と対戦。ゲームカウント4ー0で勝利して5回戦進出を決めた。
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■平野が2017年に16歳9カ月で優勝
昨年初の決勝進出を果たした張本美はジュニアの部と並行しながら迎えた一般の部での初陣。第1ゲーム終盤からリズムをつかみ11-7で奪取すると、的確なラリーにサービスも冴え11-4で第2ゲームも奪取する。第3ゲームも相手の強打に対応するなど11-3で王手をかける。
第4ゲームではサービスを変化させた相手にも落ち着いた対応でポイントを重ね、11-4で奪い切り、ストレートで勝利した。張本美は一般の部では平野美宇(木下グループ)を上回る16歳7カ月での初優勝に注目が集まる。
また、大藤沙月(ミキハウス)もここ1年で急速に力を伸ばし、今大会では注目選手のひとり。宮脇心和子(早稲田大)との初戦では立ち上がりから切れのある動きで11-4、11ー6と2ゲームを先取すると、第3ゲーム以降もテンポの良いラリーにバック中心の強打が冴える。
第4ゲームこそデュースに持ち込まれ11-13で奪われたが、第5ゲームでは11-4と圧倒する形で4-1での勝利。昨年は平野相手に6回戦で敗れ姿を消した大藤が、飛躍を遂げた2024年を経て迎えた全日本でどこまで勝ち上がるかは注目が集まる。
ほかには昨年ベスト4に進出した赤江夏星(日本生命)、国内屈指のカットマンである橋本帆乃香(ミキハウス)ら初戦突破を決めており、シード選手が順当な勝ち上がりを見せた。
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