卓球の日本一を決める「天皇杯・皇后杯 2025年全日本卓球選手権大会」は23日、女子シングルスの4回戦が行われ、3連覇を狙う第1シードの早田ひな(日本生命)は加藤亜実(十六フィナンシャルグループ)と対戦。ゲームカウント4ー1で勝利して5回戦進出を決めた。
◆【速報】張本美和、平野美宇の最年少V記録更新へ圧巻スタート 躍進期待の大藤沙月も完勝で注目選手が初陣突破【全日本選手権2025】
■長﨑、木原らも順当に初戦突破
史上6人目の3連覇をかけて初陣に挑んだ早田は、カットマンの加藤相手に第1ゲームでビハインドを負うも、中盤徐々に詰める形で9-9に追いつき逆転で先取する。第2ゲームは早田が序盤を支配したなか、加藤も粘りを見せ7-8と逆転。しかし、早田が9-9と終盤に再び追いつき、11-9で2ゲームを連取する。
第3ゲームは中盤まで5-5となったなか加藤がタイムアウト。早田が先にリードを許す形で8-11とゲームを奪われる。第4ゲームもラリーで我慢を強いられたなか、的確なレシーブでポイントを重ね、11-5で王手をかける。第5ゲームもフォアでのラリーで強さを発揮した早田が主導権を握り、11-4で奪取。終盤に強さを見せた早田が史上6人目の3連覇に向けて勝ち上がりを決めた。
なお、2017年の優勝者で昨年はベスト8に進出した平野美宇(木下グループ)は村松愛菜(専修大)相手に序盤から優位に試合を運んで4ー0のストレートで好発進。過去3度優勝の伊藤美誠(スターツ)は杉渕栞(JR北海道)相手に第4、5ゲームを奪われたものの4ー2で勝利し5回戦進出を決めた。なお、この両者は準々決勝で対戦の可能性があり、勝ち上がりにも注目が集まっている。
ほかにも長﨑美柚(木下グループ)は小脇瑞穂(百十四銀行)に4ー1、木原美悠(木下グループ)は永野萌衣(愛工大)に4ー0で勝利。実力者たちが5回戦進出を決めている。
◆【卓球】早田ひな 左腕が万全でなくとも全日本の舞台に立つ理由「勝つことは大事だけど…」
◆【速報】張本美和、平野美宇の最年少V記録更新へ圧巻スタート 躍進期待の大藤沙月も完勝で注目選手が初陣突破【全日本選手権2025】
◆【速報】張本智和、優勝候補の王者が4-1勝利で連覇へ好スタート 17歳の松島輝空は逆転勝ちで上位進出へ初戦突破【全日本選手権2025】