【MLB】ファン熱望のキケ&テオスカー“Wヘルナンデス”が今季も実現 残すはカーショーとケリー…ドジャースFA選手の今オフ動向

2025年もドジャースでプレーすることになったエンリケ・ヘルナンデス(左)とテオスカー・ヘルナンデス
2025年もドジャースでプレーすることになったエンリケ・ヘルナンデス(左)とテオスカー・ヘルナンデス(C)ロイター

米複数メディアは9日(日本時間10日)、ドジャースからフリーエージェント(FA)となっていたエンリケ・ヘルナンデス外野手が1年の再契約に合意したと報じた。2015年から通算8シーズンに渡ってチームに所属し“キケ”の愛称でファンからも絶大な信頼を集めてきた存在だが、当初から熱望していたドジャース残留が叶うことになった。

昨季ドジャースに所属し、今オフFAとなった選手たちの動向もこれで大半が確定。残すところはチームの顔役であるクレイトン・カーショー投手と剛腕リリーバーのジョー・ケリー投手を残すのみとなった。今オフドジャースと再契約を結んだ選手と、新天地に活躍の場を移した選手をそれぞれピックアップする。

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■残すはカーショーとケリー

キケの残留同様にファンを安堵させたのが、主軸であるテオスカー・ヘルナンデス外野手の残留だろう。他球団も獲得を狙っていたが、12月27日(同28日)、3年総額6600万ドル(約104億円)、4年目は1500万ドル(約23億6000万円)の球団オプションでドジャース残留となった。

また、ミゲル・ロハス内野手とオースティン・バーンズ捕手に対しては、ドジャースが契約延長オプションを行使。ロハスが1年500万ドル(約7億6500万円)、バーンズが1年350万ドル(約5億4000万)。チームを支える“脇役”として今季も欠かせない存在となるだろう。

投手陣に目を移すとリリーバーのブレイク・トライネン投手と12月8日(同9日)、2年総額2200万ドル(約33億円)で再契約。36歳のトライネンだが昨季終盤のブルペン陣を支えワールドシリーズ制覇に大きく貢献した。

一方、先発投手に関しては佐々木朗希投手、ブレイク・スネル投手を獲得したこともあり“入れ替え”が発生。ジャック・フラハティ投手は古巣タイガースと2年3500万ドル(約54億円)、ウォーカー・ビューラー投手はレッドソックスと1年2105万ドル(約33億円)でそれぞれ契約を結んだ。

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これで、去就が未確定となっている選手はカーショーとケリーのみに。カーショーについては再契約濃厚と予想されており、ケリーも引き続きドジャースのユニフォームを着ることを熱望している。2年連続世界一に向けて着実に足場を固めるドジャース。残る2選手の動向にも注目が集まる。

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