【MLB】ドジャースの守護神争いは“大谷キラー”が一歩リードか ロバーツ監督「セーブ機会の大半を任せることになる」と新加入スコットを指名

【MLB】ドジャースの守護神争いは“大谷キラー”が一歩リードか ロバーツ監督「セーブ機会の大半を任せることになる」と新加入スコットを指名
ドジャースへ加入したタナー・スコット(C)Getty Images

11日(日本時間12日)にバッテリー組がキャンプインするドジャース。それに先立ち、地元紙『ロサンゼルス・タイムズ』が10日(同11日)、春季キャンプにおける注目ポイントを紹介した。

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■昨季33セーブのイェーツらも選択肢

『ロサンゼルス・タイムズ』のジャック・ハリス記者は、ワールドシリーズ連覇を目指すドジャースについて「アリゾナ州キャメルバック・ランチでスプリングトレーニングを開始するにあたり、チームに大きな懸念はない」と断言し、今オフの大型補強を通じてロースターは万全と強調した。

その上でキャンプ期間中に注目すべきポイントを指摘。その1つが「クローザーは誰か」だった。ドジャースはここ最近、抑えを固定せず、状況に応じて使い分けをしていた。ただ、今オフには昨季22セーブを挙げたタナー・スコット投手、同じく33セーブのカービー・イェーツ投手という守護神候補2人を獲得。

そのほか、昨季チーム最多18セーブをマークしたエバン・フィリップス投手、昨季途中に加入し、その後6セーブを記録したマイケル・コペック投手らも控えており、抑えに関して一気に選択肢が増えた。

■大谷を4打席4三振に仕留めた剛腕

当然ながら、現時点では誰がクローザーを務めるのか、あるいは固定しないのか正式には決まっていない。ただ、ブランドン・ゴームズGMは先日、「チームとしては、複数の投手で抑えを分担する方法を選ぶ可能性もある」と述べつつ、「(タナー)スコットが多くのセーブ機会で投げる可能性が高いと思う」とし、正守護神は“大谷翔平キラー”として鳴らした左腕が有力とした。

そして、デーブ・ロバーツ監督も同GMに同調。9日(同10日)にラジオ番組に出演し、「シーズン開幕後は、スコットにセーブ機会の大半を任せることになるだろう」と発言し、チームとしての方針を強調した。

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スコットは昨季、パドレスの一員としてプレーオフに出場。大谷と4打席対戦し、4奪三振に仕留めた。通算でも9打数1安打に封じており、日本でも話題を呼んだ。

そのほか、同記者がドジャースキャンプで注目すべき点として挙げたのは「手術後の大谷翔平の様子」「今季から遊撃を守るムーキー・ベッツの守備」「開幕戦の先発投手は誰になりそうか」だった。

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