【京都記念／枠順】ソールオリエンスに「2.2.1.0」の好枠 Cコースの昨年は馬番5番以内で決着、Bコース初週の今年はどうなる？

JRAは14日、第118回京都記念（GII、芝2200m）の枠順を発表した。

昨年の2冠牝馬でジャパンC4着のチェルヴィニアは5枠6番、3年連続好走がかかる昨年の勝ち馬プラダリアは7枠9番、同コースで行われた宝塚記念2着のソールオリエンスは4枠4番から発走する。

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1 ■少頭数でも外枠の先行馬は割り引き
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■少頭数でも外枠の先行馬は割り引き

ここでは2015年以降、京都で行われた直近7年のデータを参考にする。例年、第2回京都3週目のBコースが使用されるが、昨年はリニューアル後、初の京都コースでCコース替わり2週目となった。今年は例年とも昨年とも異なりBコース替わり初週。

まず全体で見ると、6枠が最多3勝で【3.0.1.7】勝率27.3％、単勝回収値194をマーク。2019年のダンビュライト（6人気）、17年サトノクラウンと15年ラブリーデイ（ともに3人気）が勝利しており、6番人気以内は【3.0.1.4】。次いで4枠が2勝を挙げ、【2.2.1.3】勝率25.0％、単勝回収値246、複勝率も62.5％で回収値152と6枠より期待値は高い。こちらも6番人気以内で見ると【2.2.1.0】とパーフェクト。馬券外3頭のうち2頭が人気より着順が上回っている点からもレースをしやすい枠と言えそうだ。ソールオリエンスは好枠を手にした。

3番人気以内を枠別で見ると、1～4枠は【1.2.2.2】勝率14.3％、複勝率71.4％、5～8枠は【3.3.3.5】勝率21.4％、複勝率64.3％と、勝ち負けとなると外枠優勢。例年、天候に恵まれることが少なく、7回中4回が稍重以上と馬場の悪化も影響していると考えられる。

Cコースが使用され良馬場開催となった昨年においては、馬番5番までで決着。リニューアル後に行われたBコース使用のエリザベス女王杯過去2回分で見ても、1～2枠が【1.1.2.3】と好走しており、Bコース替わり初週の今年は、Cコースより枠の差は少なさそうだが、馬場が悪化するまでの雨予報ではなく、安定感を求めるなら内めの枠から狙った方が無難かもしれない。

また先行馬が【7.3.5.12】と好走が目立つ本レースだが、このうち馬番8番以内なら【7.1.5.5】勝率38.9％、複勝率72.2％で回収値が単勝265、複勝185と優秀。少頭数でも外枠の先行馬はきびしい状況だ。チェルヴィニアはジャパンCのように先行好位あたりを確保できれば、まず勝ち負けだろう。一方でプラダリアやセイウンハーデスは割り引きが必要そう。それよりも、バビット、リビアングラス、エヒトを穴候補として押さえた方が馬券的にはおもしろそうだ。