【京都記念/追い切り診断】“突き抜けそうな手応え”に最高評価「S」 ギアチェンジに磨きがかかり「超一流馬となる日も近いか」

【京都記念/追い切り診断】“突き抜けそうな手応え”に最高評価「S」 ギアチェンジに磨きがかかり「超一流馬となる日も近いか」

第118回京都記念(16日/GII、京都芝2200m)には、紅一点のチェルヴィニア、大崩れのない7歳馬ヨーホーレイク、京都は2戦していずれも馬券内のソールオリエンスなどが出走予定。

本記事では、出走各馬の追い切りを診断し、高評価の有力馬や穴馬をピックアップ。ここでは「チェルヴィニア」を取り上げる。

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■チェルヴィニア

京都記念2025/チェルヴィニア調教動画

競走馬にとって前進気勢とはなくてはならない必要不可欠なもの。それこそ走りたいという衝動と同義みたいなものなのだから当然か。とはいえ、これが強過ぎると支障をきたすのだから難しいもの。結局、闇雲にギアを上げ続けてもコンスタントに速く走ることなどできないのだ。それはそうだろう。全力疾走できる距離なんてものには明らかな限界が存在するのだから……。

故に抜くべきところで抜き、出すべきところで出し切れる馬のみが一流と呼ばれるようになっていくのである。そういう意味では、同馬など理想的な成長曲線を描いているか。かつては前進気勢が強過ぎて道中での力みが持ち前の身体能力の妨げとなっていた。なまじアクションが大きいだけに無理に抑え込むことでバランスが崩れ、ギアの上げ下げに支障をきたしていたのである。それこそ、これは半兄ノッキングポイントも抱えていた悪癖。

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しかし、生涯悩んだ兄と違い、この妹は克服に成功する。メリハリを付けて走る術を理解したことで、実戦にて一流の領域での安定したパフォーマンスを可能としたのだ。もちろん、この中間もその術は健在。むしろ、更にギアチェンジに磨きがかかってきた感。3頭併せの最終追いでは残り1ハロン手前で突き抜けそうな手応えだったが、最後は両馬に合わせるようにして6F85秒2-1F12秒0で併入し、ここでもメリハリある内容に終始した。馬体はボリュームアップし、これも成長分。超一流馬となる日も近いかも。

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