16日に京都競馬場で行われる第118回京都記念(GII、芝2200m)のデータを紹介する。
昨年の二冠牝馬チェルヴィニアや、皐月賞馬で同コースで行われた昨年の宝塚記念2着のソールオリエンスなどが出走予定。
ここでは過去10年のデータから予想のヒントになる「前走ローテ」を分析していく。
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目次
■人気2騎に分かれる明暗
短い冬休みを経た一流馬が、春のGI戦線やドバイ遠征へのステップとして臨む本レース。前走ローテ別でもそれは顕著に表れており、過去10年中で実に7度の優勝が前走GI組に依るものとなっている。
・有馬記念【2.0.2.6】
・中山金杯【1.3.0.8】
・AJCC【1.1.1.9】
・エリザベス女王杯【1.1.0.4】
・菊花賞【1.1.0.1】
・香港ヴァーズ【1.1.0.0】
・日経新春杯【1.0.1.19】
・凱旋門賞【1.0.1.0】
・天皇賞・秋【1.0.0.2】
・ジャパンC【0.1.2.4】
・チャレンジC【0.1.0.3】
・ステイヤーズS【0.1.0.2】
・天皇賞・春【0.0.1.1】
・東海S【0.0.1.0】
・京都大賞典【0.0.1.0】
今年は少頭数になる見込みで、残念ながら唯一複数勝利を挙げている前走有馬記念組からの出走はないが、去年のGI戦線で戦ってきた2騎、チェルヴィニアとソールオリエンスが今年の初陣を迎える。
2頭が属する前走ジャパンカップ組は【0.1.2.4】と勝ち星こそないが馬券内率は42.9%とまずまず。とりわけジャパンカップで4着以内だった馬は【0.1.2.0】と凡走ナシ。前走4着まで踏ん張ったチェルヴィニアには追い風となるデータだ。
対して、ソールオリエンスは前走14着。ジャパンカップからの好走馬がすべて先に挙げたデータに含まれているので当然ではあるが、前走10着以下だった事実からは評価しづらい。
1、2番人気が予想される同馬だが、明暗の分かれる結果となった。
■アドバンテージの見込める2頭
上記ジャパンカップ以上に、前走ローテから特に推したいのはズバリ前走香港ヴァーズ組。【1.1.0.0】とほぼパーフェクトの成績もさることながら、2頭で平均単勝人気4.0。単複の回収率はともに200%超という黄金ローテ。
今回はプラダリアが出走を予定しているが、本馬は2年連続で本レースの馬券内に好走中と好相性。夏負けするタイプで気温の低い時季が良く、京都も得意舞台とあれば可能性は十分。チェルヴィニアが被る分、3番人気でも単勝オッズは5倍以上濃厚で妙味もあり、是非とも買い目には入れておきたい1頭。
また、大穴として面白そうなのがセイウンハーデス。前走チャレンジC組は好走例がある上、京都記念は京都開催年の先行馬成績が【7.3.5.12】と馬券内率50%超え。この馬の脚質なら展開利が見込める。
少頭数ながらハナはバビットですんなり決まる公算が高く、番手もプラダリアかセイウンハーデスの2頭に絞られそうな今回。人気2騎以上にアドバンテージの見込めるこちらの2頭に期待したい。
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