卓球の「ITTF混合団体ワールドカップ(W杯)2025」準決勝が7日、中国・成都で行われ、日本はドイツにゲームカウント8-3で勝利し、同日夜の決勝進出を決めた。
第1マッチでは、篠塚大登(愛工大)・伊藤美誠(スターツ)組が2試合連続のストレート勝ちで勢いをもたらし、張本美和(木下グループ)もザビーネ・ウィンターとのエース対決を2-1で制して主導権を握った。
松島輝空(木下グループ)はシングルスでチウ・ダンに1-2で惜敗したものの、戸上隼輔(井村屋グループ)との男子ダブルスで2-0の勝利を収め、日本の決勝進出を確定させた。この勝利により、日本は20時から行われる決勝で、王国・中国との頂上決戦に臨む。
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目次
ライブ速報・試合結果(日本が勝利で決勝進出!)
日本 8-3 ドイツ
勝因・キープレーヤー
伊藤美誠
前日のフランス戦に続き、篠塚大登との混合ダブルスに出場。台上技術の高さで主導権を握り、篠塚のフォア攻撃を引き出すつなぎでも巧さを発揮した。TTRによる中断中も篠塚と積極的にコミュニケーションを取り、東京五輪混合ダブルス金メダリストとしての存在感を示した。2試合連続のストレート勝ちで、日本の勝利に大きく貢献した。
第1試合(混合ダブルス)
篠塚大登/伊藤美誠 3 – 0 パトリック・フランチスカ/アネット・カウフマン
(11-8、11-5、11-6)
第1ゲーム
序盤は日本ペアが連続得点でリズムをつかみ、優位に試合を進める。しかし、体格に勝るドイツペアも徐々に対応し、互角の展開に。中盤には伊藤の鋭いレシーブや篠塚のフォアハンドが冴え、日本が再びリードを奪う。伊藤・篠塚ともにツッツキをはじめとする台上技術でも主導権を握り、先にゲームポイントを獲得。最後は伊藤のサービスから篠塚の3球目攻撃が決まり、11-8で第1ゲームを先取した。
第2ゲーム
篠塚と伊藤の好連携がさえわたり、3-0とリードを奪ったところで、ドイツペアがたまらずタイムアウトを要求。直後も日本ペアの勢いは衰えず、伊藤と篠塚の連続フォア攻撃が決まって6-0とさらにリードを広げる。篠塚のチキータや伊藤のフォアハンドが要所で決まり、確実にポイントを積み重ねた日本ペアが11-5で第2ゲームを連取した。
第3ゲーム
立ち上がりはドイツにリードを許したものの、伊藤のサービスから2点を奪って逆転に成功。伊藤はバックストレートや鋭いレシーブなど多彩な攻めで連続得点を重ねる。中盤、篠塚のサービスを巡ってテーブル・テニス・レビュー(TTR)の申告があり、その後、日本ペアがタイムアウトを要求。6-6と同点に追いつかれたが、篠塚が連続でフォアハンドを沈めて再び突き放し、ゲームポイントを握った。最後は伊藤のボールを相手がオーバーし、11-6でこのゲームを奪取。2戦連続のストレート勝ちで、抜群のコンビネーションを見せた。
第2試合(女子シングルス)
張本美和 2 – 1 ザビーネ・ウィンター
(11-9、12-10、10-12)
第1ゲーム
立ち上がりはウィンターが3連続ポイントで先行するも、張本もすかさず3連続得点を奪い返し、互角の立ち上がりに。張本はウィンターの回転量の多いボールにしっかり対応し、中盤にはバックハンドを軸としたラリーでリードを広げる。終盤にはウィンターのフォア攻撃に押され、1点差に詰め寄られた場面でタイムアウトを要求。直後のラリーを冷静に制し、11-9でこのゲームをものにした。
第2ゲーム
序盤、ウィンターが鋭い攻めで張本を揺さぶり、ロングサーブのミスもあってリードを許す展開に。しかし中盤、張本が反撃に転じて4-7と迫ると、ウィンターがタイムアウトを要求。直後に連続得点を奪った張本が逆転に成功し、終盤は一進一退の攻防に。10-10でデュースにもつれた末、最後は張本がラリーを制し、12-10でこのゲームを逆転で奪った。
第3ゲーム
ウィンターのアンチラバーを活かした変化球にも、張本は的確に対応し、わずかにリードを保ったまま中盤へ。しかし、ウィンターも粘り強さを発揮し、鋭いフォアハンドで7-7と追いつく。その後は一進一退の攻防が続き、先にゲームポイントを握ったのはウィンター。張本はサービスエースでデュースに持ち込むも、最後はバックハンドがオーバーとなり、10-12でこのゲームを落とした。
第3試合(男子シングルス)
松島輝空 1 – 2 チウ・ダン
(10-12、6-11、11-8)
第1ゲーム
序盤は互いに点を取り合う展開となり、3-3から松島がフォアで振り抜くが、チウ・ダンも強烈な両ハンドを振るうなど、両者ともに持ち味を発揮。わずかにリードを奪ったチウ・ダンに対し、松島もサービスから2本を奪って8-8と追いつく。その後、先にゲームポイントを握ったのは松島だったが、チウ・ダンがデュースに持ち込み、最後はラリーを制して10-12で逆転した。
第2ゲーム
チウ・ダンの鋭いバックハンドが連続で決まり、松島は先にリードを許す展開に。しかし、粘り強いレシーブで逆転に成功し、5-6からのラリーではブロックから攻撃に転じてポイントを奪うなど、守備力の高さも光った。だが、チウ・ダンのカウンターやフォアでの鋭い反応に再び押し込まれ、6-11でこのゲームを落とした。
第3ゲーム
チウ・ダンの攻勢に遭いながらも、松島は粘り強く対応して6-4とリードを奪い、チウ・ダンがタイムアウトを要求。直後にラリーを2本落として同点に追いつかれたものの、相手のサービスから2本を奪って再び点差を広げ、9-7で今度は日本がタイムアウトを取った。チキータでゲームポイントを握った松島は、最後に力強いフォアを決め、11-8で貴重な1ゲームを奪った。
第4試合(男子ダブルス)
松島輝空/戸上隼輔 2 – 0 チウ・ダン/ベネディクト・ドゥダ
(11-8、11-4)
第1ゲーム
序盤、戸上のレシーブから松島が強打を決めるなど、日本ペアは息の合ったコンビネーションを発揮。ドイツペアも粘りを見せるが、松島のストップから戸上がフォアを振り抜き、ストップ同士の打ち合いも制するなど、日本ペアがわずかにリードを保つ展開に。戸上のフォアが決まってゲームポイントを握ると、松島のブロックが決まり、11-8でこのゲームを制した。日本は勝利まであと1ゲームと迫った。
第2ゲーム
序盤に2-2からのラリーを制するなど、要所を締めた日本ペアが優位に立つ。戸上のチキータやフォアが決まり、6-3と追い詰めて後のないドイツペアがタイムアウトを要求。直後のラリーを松島がフォアで仕留めると、そのままマッチポイントを握った日本が11-4で制し、日本を勝利に導いた。
相手国の注目選手
チウ・ダン
世界ランキング9位のドイツ男子エースは、2022年の世界卓球団体戦で銀メダルを獲得したメンバー。現代卓球では珍しいペンホルダーの使い手で、サービスからのラリー戦や回り込みによるフォアハンドを得意とする。今大会では第2ステージ第2戦で日本のエース・張本智和に2-1で勝利しており、準決勝でも日本の主力選手に立ちはだかる存在となりそうだ。

チウ・ダン(C)ITTF
日本選手の国際大会シングルスの戦績
張本智和:1勝1敗
松島輝空:3勝0敗
戸上隼輔:2勝1敗
篠塚大登:未対戦
最新の“SNSでの反応”まとめ
出場選手
日本
男子
張本 智和(トヨタ自動車)
松島 輝空(木下グループ)
戸上 隼輔(井村屋グループ)
篠塚 大登(愛工大)
女子
張本 美和(木下グループ)
伊藤 美誠(スターツ)
早田 ひな(日本生命)
大藤 沙月(ミキハウス)
テレビ放送・ライブ配信予定
テレビ放送予定
テレビ東京(外部サイトへ)
18:30~予定
ライブ配信予定
U-NEXT(外部サイトへ)
12:20~予定
試合方式
各チームは男女各4選手、合計8選手で構成される。※最低人数は男女各3選手ずつ。
行われる試合は以下の順で実施。第4、5試合の試合順は、最初の試合が終了次第、ランクが下のチームキャプテンが決めることができる。
1.混合ダブルス
2.女子シングルス(混合ダブルスに出場しない選手)
3.男子シングルス(混合ダブルスに出場しない選手)
4.女子ダブルス もしくは 男子ダブルス
5.男子ダブルス もしくは 女子ダブルス
大会システム
ステージ1(11/30‐12/2)
4チームずつ4つのグループに分かれ、総当たり戦で実施。各組の上位2チーム(合計8チーム)が第2ステージへ進出。
ステージ2(12/3‐12/6)
ステージ2では、勝ち上がった全8チームによる総当たり戦で実施。上位4チームが準決勝へ進出する。
※ステージ1で対戦したチームとは、ステージ2では対戦しない。
ファイナルステージ(12/7)
ノックアウト方式で実施。準決勝と決勝、3位決定戦を行う。
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