29日(日本時間30日)、2年連続サイ・ヤング賞に輝いたタイガースのタリク・スクーバル投手を巡り、ドジャースが獲得に向けて本腰を入れているという報道が相次いだ。共通している内容は「大谷翔平投手の再登板が見通せないため、ローテーション強化を目指して最強左腕の獲得に舵を切った」というもの。8月3日(同4日)に迫ったトレード期限。王者の動向が注目を浴びている。
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■タイガースの要求に応じられる
米スポーツ専門局『ESPN』の番組「ファーストテイク」に出演したジェフ・パッサン記者は冒頭、「球界の予想では、スクーバルはトレード期限までに放出される見込み」と伝えた。
その上で、移籍先については「ブルワーズやレイズ、ブレーブスも争奪戦に加わると考えられているが、結局はドジャースが獲得することになるだろうという見方が大勢を占めている」と明かした。
そして、ドジャースが獲得に動く理由として「大谷が今シーズン投げられるかどうかという懸念がある。ブレイク・スネル投手もタイラー・グラスノー投手も現時点では負傷者リスト(IL)に入っている。優秀なのは山本由伸だけ」と話し、投手補強が必要な状況を説明した。
さらに同記者は「ドジャースにはファーム組織に厚みがあり、タイガース側が求める若手有望株を提供できる余裕がある。私からすれば“ドジャースの独り勝ち”のような状況だ」と説明した。
■膝の炎症、上腕二頭筋の違和感
また、公式放送局『MLBネットワーク』に出演したジョン・モロシ記者も「大谷が今後登板できるかどうか不透明なことから、ドジャースとしてはスクーバルへの関心を強めている」と主張。ただ、「タイガースは交換要員の目玉として、若手有望株ホセ・デ・パウラ外野手を求めるだろうが、ドジャースが彼を放出する可能性は低い」とし、トレードパッケージで折り合わない可能性にも触れた。
左膝の炎症を抱えている大谷は3日(同4日)のパドレス戦以来、マウンドに立っていない。さらに、28日(同29日)の試合後には、7月上旬に違和感を訴えた上腕二頭筋についても「100%の状態ではない」と認めた。
デーブ・ロバーツ監督は、ポストシーズン含めて今季中の投手復帰について期待を寄せているが、道のりは険しい。ブルペンでの投球練習を回避しているだけでなく、屋外でのキャッチボールも見られなくなった。
大谷、スネル、グラスノーが不在のまま、ワールドシリーズ3連覇を果たせるのか。識者が語ったように、最強左腕の獲得に乗り出す可能性は十分にありそうだ。
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