フランス代表の20年ぶりとなる優勝で幕を閉じたロシアW杯。
前回大会の優勝国で、今回も優勝候補と言われたドイツがグループリーグで敗退し、スペイン、アルゼンチンはベスト16で敗退。ブラジルもベスト4にすら進出できないという波乱の連続だった。
そんなブラジルを破ったのが過去最高順位の3位でW杯を終えた赤い悪魔・ベルギー代表。
アザール選手、デブライネ選手、ルカク選手ら欧州トップリーグで活躍するタレントを多く揃え、日本戦では高速カウンターを武器に2点差をひっくり返し、多くの日本人を落胆させた。
今大会では多くのサプライズを提供してくれたベルギー代表。少し前に公開されたものではあるが公式Twitterアカウントで面白い動画を発見した。
エースストライカー・ルカク選手へのドッキリ企画
普段からサッカーゲーム「FIFA」の大ファンであるというルカク選手。
ベルギー代表の女子選手と「FIFA」で対決する企画と伝えられ意気込む様子を見せるが、女子選手のチームを実際に操作するのは同ゲームのベルギーチャンピオン。
女子選手はコントローラーを操作する“フリ”をしているだけなのである。
ロシアW杯にも出場したベルギー代表GKクルトワ選手、DFフェルマーレン選手もルカク選手の応援ゲストとして登場し、対決前にはクルトワ選手がルカク選手の肩を揉むなど仲の良さが垣間見られた。
VIDEO | @RomeluLukaku9 always wins when playing FIFA, but today… 😂 #scooorehttps://t.co/wMAZqatoEM
— Belgian Red Devils (@BelRedDevils) May 26, 2016
ルカク選手が先制も…
そうして始まった試合では、さすがストライカーと言わんばかりの左足のシュートでルカク選手が先制。
クルトワ選手、フェルマーレン選手と喜びを分かち合い、「こんなの朝飯前さ」と余裕のコメントを残した。
しかし、ここから「FIFA」のベルギーチャンピオンが本領を発揮する。
すぐさま同点ゴールを挙げ、チャンピオンも別室でガッツポーズ。これにはルカク選手も「信じられない」と驚いた様子を見せた。
本気を出したチャンピオンの勢いはその後も止まらない。
今度はペナルティーエリア外からミドルシュートを突き刺し、逆転に成功。
ルカク選手は頭を抱えつつもすぐさま追加点を許してしまい、試合は3–1でチャンピオンが勝利した。
ネタバラシ後にチームメイトも登場
敗れたルカク選手は女子選手へ向け「おめでとう…」と一言。
ここでテレビ後ろのカーテンが開き、チャンピオンが「君は僕と対戦していたんだよ」とネタバラシし、「そんな!」とルカク選手は両手を大きく広げおどろく。
別室でこの様子をモニタリングしていた他のベルギー選手も現れ、会場は笑いに包まれた。
“仲の良さ”がW杯での躍進のカギ?
190センチ94キロという巨漢から怖そうなイメージを持つ人も多いとは思うが、ピッチを離れれば笑顔あふれる人の良さが特徴のルカク選手。
また、このような企画が行われるのも、ベルギー代表の選手同士の仲の良さがあってこそだ。
このような「チームの輪」がベルギー史上最高順位のW杯3位という結果へと導いたのかもしれない。
(c)Getty Images
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