■プラスワン! ユーキャンスマイル
【中間調整】3カ月ぶりだった阪神大賞典では後方待機でじっくり構え、やや気負うような面もありながら直線ではいい脚を使って2着を確保。2年連続で阪神大賞典での連対となった。その後は在厩で調整。中間初時計だった4月2日の坂路で15-15をこなし、以降徐々に時計を縮めていく。15日のコース併せ馬で3歳馬相手とは言え、抜群の気迫と折り合いを披露し、休み明けを使われ気持ちの面における良化ぶりをアピール。21日のCW3頭併せには今回本番でも騎乗する藤岡佑騎手が跨り、2頭を追走する3頭併せを行った。7Fから時計を出すハードなメニューだったが、直線では鞍上の叱咤へ猛然と反応し、相手2頭をあっさり抜き去るド迫力の動き。
【最終追い切り】21日の1週前追いが抜群の内容で、これが実質的な最終追い。したがってレース当週の追い切りは折り合いと微調整に徹し、前後の脚を気持ちよく伸ばす程度の内容に留まっている。直線では外ラチ沿いへ誘導され、リズミカルに自ら気持ちを乗せて単走とは思えない伸びを見せた。
【見解】前走時もある程度仕上がっていたようだが、この中間の意欲的な攻めを見ると、やはり余力を十分残して臨んでいたよう。いい意味で“遊び”が残る状態での好走で、反動はなく上積みだけを大きく見込める意図した通りの状態でこの中間を迎えた。1週前のハード追いで一気に闘志へ着火完了。流した程度の今週は長距離仕様の折り合いと、阪神急坂で求められる前脚の強い脚捌きに磨きを掛けることができていた。“長距離王国”友道厩舎渾身の仕上げだ。
総合評価「A」
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著者プロフィール
西村武輝(にしむらぶこう)●フリーライター
競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。現在、UMAJIN.net「競馬サロン」においては毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。














