■いよいよ準決勝、注目ポイントは?
NTTドコモレッドハリケーンズvsトヨタ自動車も追いつ追われつの好ゲームだった。前半を11-15と4点ビハインドで終えたNTTドコモが後半3分に茂野洸気のトライで逆転。一時その差を8点に広げたが、最後はヘンリー・ジェイミーに2トライを奪われて29-33で力尽きた。NTTドコモの今シーズンの快進撃を象徴する善戦だった。
パナソニック ワイルドナイツはキャノンイーグルスを17-32と退けた。圧巻は福岡堅樹の自陣22メートルからの80メートル独走トライ。緩急鋭い独特のステップワークは、間違いなく世界クラスであることを再確認した。本当にいいものを見せてもらいました!
さて、準決勝はトヨタ自動車vsパナソニック、クボタvsサントリーという組み合わせとなった。楽しみなのは、クボタが圧倒的な得点力を誇るサントリーに挑む一戦。サントリーはリコーブラックラムズにコロナ感染者が出て準々決勝が不戦勝となった。このため中2週となり、4月11日以降、5週間で1試合しかしない異例のローテーションとなった。これがどう出るか。勢いに乗るクボタが再びアップセット劇を演出できるか、注目だ。
パナソニックのディフェンスはさらに磨きがかかっている。特に自陣ゴール前の密集では、相手ボールとみるやひとりもラックに入らずにタックル体勢を取る。フェイズを重ねて得点を取るのは至難の業だ。トヨタ自動車のフォワード・アタックも強烈だが、ロースコアでのパナソニックの勝利を予想する。プレーオフトーナメントも残すところ3試合。いい試合を期待したい。
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著者プロフィール
牧野森太郎●フリーライター
ライフスタイル誌、アウトドア誌の編集長を経て、執筆活動を続ける。キャンピングカーでアメリカの国立公園を訪ねるのがライフワーク。著書に「アメリカ国立公園 絶景・大自然の旅」(産業編集センター)がある。デルタ航空機内誌「sky」に掲載された「カリフォルニア・ロングトレイル」が、2020年「カリフォルニア・メディア・アンバサダー大賞 スポーツ部門」の最優秀賞を受賞。









