■19歳の決断はレアル帰還か、それとも…
ビジャレアルのエメリ監督と同じく、ヘタフェのホセ・バルダラス監督も久保への信頼感を口にするものの、起用に関しては消極的だった。理由はいくつかあるが、やはり「結果」だろう。ヘタフェでは2ゴールに絡む鮮やかなデビューを飾った後、続く4試合で先発起用されたものの、この間にゴールを生み出すことができなかった。
4試合の先発というのは、十分にチャンスを与えられたといっても過言ではない試合数だ。そこで結果が出なければ、監督がメンバー交代に着手するのは当然の成り行きだろう。
また、残留争いに巻き込まれたヘタフェは、まずは失点しない、現実的なゲームプランを採用。ロングボールの多用や守備強度の高い選手を配置し、安定して勝ち点を拾っていくことに舵を切った。当然、久保の特徴が最も生きるポゼッションサッカーとは縁遠くなってしまったため、出番はますます減っていった。
それでも、シーズン最終盤で大仕事をやってのけた久保。苦しいシーズンではあったが、最後に改めて、その才能を見せつけた格好だ。そして、注目はすでに今後の動向に移っている。今夏にヘタフェとの期限付き移籍を満了する久保が、来季どこでプレーするのか。
レアルへ戻るのか、再びレアルからどこかへ期限付き移籍するのか、はたまたレアルとの契約を終わらせ、完全移籍で別のクラブへ羽ばたくのか。いずれにせよ、まだ19歳。東京五輪の出場も期待される「日本の至宝」の決断を静かに見守りたい。
◆久保建英、初スタメンでチームに白星「タケの貢献には大変満足」
文・SPREAD編集部









