16日のプロ野球は、セ・リーグでは阪神が陽川尚将のホームランなど9安打6得点を挙げ、巨人に勝利。2位との差を4.5ゲーム差まで広げた。また、ヤクルト・村上宗隆は初回に中日・柳裕也からホームランダービー単独トップの11号2ランを放った。
パ・リーグでは、ロッテが初回に荻野貴司と>マーティン佐々木朗希を援護するも、試合は引き分けに終わった。楽天・島内宏明はオリックス戦で決勝ホームランを放ち、ドラ1ルーキー・早川隆久のプロ初完封勝利をアシストした。
ここでは打者vs投手の対戦データなどから読み取った「打のキーマン」をピックアップする。
◆【パ・見どころ】ソフトバンクは苦手の西武に勝ち越し、上位追撃なるか
■4月18日の対戦で先制となるタイムリーを放つ
ロッテ・マーティン vs オリックス・宮城大弥
16日の西武戦では、2本の本塁打を放つなど3安打3打点の猛打賞と活躍。先発・宮城大弥とは、打席数は少ないものの、4月18日に対戦しており、先制となる二塁打を放っている。オリックス戦も打率.306と相性が良い。今季のマーティンは、2打席目~4打席目で打率.305、7本塁打と安定している。宮城のイニング別失点は7回が最多となっていることもあり、勝負の分かれ目は3打席目以降か。
年 | 率 | 打 | 安 | 本 | 四 | 振 |
---|---|---|---|---|---|---|
21年 | .500 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 |
20年 | 未対戦 | ー | ー | ー | ー | ー |
19年 | 未対戦 | ー | ー | ー | ー | ー |
18年 | 未対戦 | ー | ー | ー | ー | ー |
■18年には6打数3安打とヒットを量産
楽天・鈴木大地 vs 日本ハム・金子弌大
日本ハム・金子弌大とは、4月18日に対戦して同点の起点となるヒットを放つなど2打数2安打。過去3年で見ても12打数4安打と得意にしている。打線のつなぎ役としてチームの勝利に貢献したい。
年 | 率 | 打 | 安 | 本 | 四 | 振 |
---|---|---|---|---|---|---|
21年 | 1.000 | 2 | 2 | 0 | 0 | 1 |
20年 | .333 | 3 | 1 | 0 | 1 | 1 |
19年 | .000 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 |
18年 | .500 | 6 | 3 | 0 | 2 | 0 |
■過去2年の対戦打率.444
中日・福田永将 vs DeNA・大貫晋一
DeNA戦の打率.267も、先発・大貫晋一とは過去2年で打率.444と高打率を記録。4月20日にもヒットを1本放っており、チームは引き分けを挟んで3連敗中と流れは悪いだけに、福田のバットで勝利に導きたいところ。
年 | 率 | 打 | 安 | 本 | 四 | 振 |
---|---|---|---|---|---|---|
21年 | .333 | 3 | 1 | 0 | 0 | 0 |
20年 | .200 | 5 | 1 | 0 | 1 | 2 |
19年 | .750 | 4 | 3 | 1 | 1 | 1 |
18年 | 未対戦 | ー | ー | ー | ー | ー |
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データ提供・共同通信デジタル
文・SPREAD編集部