【東京五輪/テニス】日本のレジェンド国枝慎吾、上地結衣の伝説は東京で完結するか

新型コロナウィルスにより1年延期された東京パラリンピックは8月24日(火)に開幕する。テニス競技は8月27日(金)から9月4日(日)までの開催となり各国の代表選手が東京・有明テニスの森に集結。

今回のパラリンピック・テニス競技には31カ国が参加。日本選手は、自国大会での熱戦に胸を躍らせている。(※出場情報は7月19日時点)

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■パラリンピック・車いすテニスに出場する10名

1992年のバルセロナ大会から正式競技となった車いすテニスでは、パラリンピックでシングルスを2度制覇している国枝慎吾と、リオデジャネイロ・オリンピックで銅メダルを獲得した上地結衣が出場。両選手、車いすテニス界の生きる伝説として長年トップレベルで活躍していることから今大会もメダル獲得が期待される。

国枝に続き男子は、眞田卓三木拓也荒井大輔が代表権を手にし、女子では大谷桃子田中愛美高室冴綺が選出された。三肢以上のまひがある重度障害者を対象にした「クアードクラス」には菅野浩二諸石光照が出場。

世界ランキング6位の大谷は、自身2回目のグランドスラムとなった昨年の全仏オープン準決勝で世界ランキング1位のディーデ・デフロートを破り準優勝の快挙を達成。先日のウィンブルドン1回戦では上地を破りベスト4に進出するなど、初のオリンピックでメダル候補に名乗りをあげている。

国枝は5大会連続出場となりパラ大会の日本選手団の主将として日本チームを牽引する。このことについて「東京パラリンピック日本代表選手団の主将の重責を担わせていただくことを、大変光栄に感じています。東京パラリンピックは、障がい者スポーツの枠にとらわれず、純粋にスポーツとしての魅力を伝えられる最高の舞台でもあります。一人一人の選手が、この世界最高峰の場で全力を尽くすべく準備をしてきたと思いますし、また、そのパフォーマンスが、日本の皆さまの障がい者スポーツに抱くイメージを、いい意味で上回ってくれると思います」と意気込みを語った。

生きる伝説…と言える国枝慎吾、上地結衣の物語は、大舞台・東京で完結されるのか、期待したい。

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著者プロフィール

久見香奈恵●元プロ・テニス・プレーヤー、日本テニス協会 広報委員
1987年京都府生まれ。10歳の時からテニスを始め、13歳でRSK全国選抜ジュニアテニス大会で全国初優勝を果たし、ワールドジュニア日本代表U14に選出される。園田学園高等学校を卒業後、2005年にプロ入り。国内外のプロツアーでITFシングルス3勝、ダブルス10勝、WTAダブルス1勝のタイトルを持つ。2015年には全日本選手権ダブルスで優勝し国内タイトルを獲得。2017年に現役を引退し、現在はテニス普及活動をはじめ後世への強化指導合宿で活躍中。国内でのプロツアーの大会運営にも力を注ぐ。


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