第100回全国高校野球選手権大会は8月12日に8日目が行われた。
第1試合では二松学舎大付(東東京)が昨夏準Vの広陵(広島)と対戦して5-2の勝利を収めた。
地方大会では24盗塁をマークした広陵だったが、二松学舎の1年生キャッチャー山田将義捕手に阻まれ機動力を活かすことができなかった。
最初の盗塁を刺して主導権を握る
山田捕手と広陵の対決は初回いきなりやってきた。俊足で知られる広陵の2番・吉岡広貴選手が安打で出塁し、2アウト一塁から二盗を狙うと山田捕手は外に外したボールをすぐさま二塁へ。矢のような送球でランナーを刺す。
機先を制したことにより広陵に足を使いにくくさせ、試合の主導権を早い段階で握ることができた。
このプレーにSNS上では「1年の肩じゃねぇよ!!」「肩いいね」「ナイスアシスト!」など、並の高校1年生ではないと驚きの声が寄せられた。
初回を無失点に抑えた二松学舎は裏の攻撃で1アウト一、二塁から保川遥選手が先制の2点適時打。
中盤に追いつかれるが七回に先頭の有馬卓瑠選手が安打、山田捕手の犠打がフィルダースチョイスを誘い、岸川海投手が犠打で進めた走者を右田稜真選手の2点適時打が迎え入れた。
保川選手にも適時打が出てリードを3点に広げた二松学舎が反撃を封じた。
1年生ながらU-15主将も務め経験は豊富
これまで侍ジャパンU-12代表、同U-15代表に選出され2017年のU15アジア選手権では4大会ぶり2度目の優勝も果たした山田捕手は、初の甲子園でも最後まで落ち着きを見せ堂々とプレーした。
その姿に「1年生だけど場数踏んでるんだな」「何なのあの落ち着きようわ」「マジでセンスの塊って感じ」など絶賛と驚きの目が向けられている。
二松学舎は、1年生キャッチャーの山田くんのせいかチームが落ち着いてる。流石にU-15侍ジャパンの主将だっただけあって1年生だけど場数踏んでるんだな。
— Jay (@Nobo1969) 2018年8月12日
二松学舎のキャッチャー山田くん1年生とかありえないwwww!!!!!!!
何なのあの落ち着きようわ😱👏👏👏
物怖じしないタイプなんだって!!!!!!— ✨フェアリー⚾愛猫✨ (@mogumogu_1208_) 2018年8月12日
二松学舎の1年生キャッチャー山田くん、小中時代日本代表らしいんだけどマジでセンスの塊って感じ。センスが服着て靴履いてグラブはめて野球してる、って感じ
— ハレの日仙人 (@zonozono3589) 2018年8月12日
昨夏は広陵が中村奨成捕手(広島カープ)の攻守にわたる大車輪の活躍で決勝まで進んだ。
山田捕手と二松学舎が今後どこまで勝ち上がれるか注目だ。
≪関連記事≫
2018プロ野球ドラフト会議直前!注目選手と各球団の動向、ファンの反応は?
【甲子園】済美が史上初の逆転サヨナラ満塁ホームラン!劇的な展開で校歌の「やればできるは魔法の合いことば」に再び注目
【甲子園】報徳・小園海斗が初戦から無双状態…二塁到達タイムはプロでもトップクラスの速さ
報徳学園・小園海斗、あの“滝川第二”を破りSNSでも「小園、半端ないって!」と話題に
【甲子園】明石商・田渕翔は笑顔で甲子園を去る…1試合でファンになった人が続出