RIZINバンタム級王者・堀口恭司は、3日(日本時間4日、12時)に米コネチカット州のモヒガサン・アリーナで行われる「Bellator MMA 272」で、Bellator世界バンタム級王者セルジオ・ペティス(米国)とのタイトルマッチに挑む。
“日米二冠”奪還を狙う堀口だが、大一番を目前に控え海外メディアからも続々と熱視線を送られており、MMAやWWEのコンテンツで知られる「sportskeeda」では、「ここまでのホリグチのキャリアにおける名勝負5選」と題した特集を掲載。ペティス戦を前に、これまでの激闘に改めてスポットライトを当てている。
◆堀口恭司を迎え撃つペティスは「アンダードッグではない」 米メディアが重要視したポイントは
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■「ESPN」や「theScore」といったメディアも注目
故障やRIZINでの活躍を経て迎える“日米二冠”奪還をかけた大一番を今週末に控え、堀口への注目度が高まっている。直近では「ESPN」や「theScore」といった海外主要メディアがペティス戦に臨む堀口の声を紹介している。
そんな中、一風変わった切り口を提示しているのが「sportskeeda」だ。堀口について「UFCを除けば、“タイフーン”(※堀口の愛称)はこの惑星におけるバンタム級最強の選手と考えられている。世界中で名だたる相手を打ち破っており、素晴らしいMMAキャリアを送っている」という書き出しでスタートする特集では、これまでに堀口が行った試合から名バウトを5つピックアップしている。
記事ではアリ・バガウティノフ戦(2016年11月19日)や、ダリオン・コールドウェル戦(2018年12月31日)といった名勝負を振り返っているが、栄えある1位の評価を得たのは、2020年大晦日「RIZIN.26」での朝倉海戦だ。
■朝倉海戦で「名高いキャリアにおける29勝目を刻んだ」
堀口は2019年8月18日の「RIZIN.18」で朝倉にKO負けを喫しており、この試合はいわばリベンジマッチ。怪我からの復帰戦かつ、バンタム級タイトルマッチということもあり当日は大きな注目を集めたが、右カーフキックの連打で朝倉の動きを止めると、最後はグラウンドパンチのラッシュで1R2分48秒TKO勝ちを収めた。
万全ぶりをRIZIN内外にアピールする結果となったこの試合について「sportskeeda」は、「ホリグチは怒涛の打撃で試合を決めた。この壮観な勝利でRIZINのタイトルを取り返し、名高いキャリアにおける29勝目を刻んだ」と振り返っている。
日本時間4日に予定されているペティス戦は、この朝倉戦以来約1年ぶりのファイトとなる。ベラトールのタイトル奪還にむけて強い決意を公言してきた堀口だが、新たな一歩を刻むことに期待したい。
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「sportskeeda」が選出した堀口恭司の名勝負5選
第5位 アリ・バガウティノフ戦
判定勝ち(3-0)
2016年11月19日
第4位 イアン・マッコール戦
1R 0:09 KO勝ち
2018年5月6日
第3位 マネル・ケイプ戦
3R 4:10 肩固め(S)
2017年12月31日
第2位 ダリオン・コールドウェル戦
3R 1:13 フロントチョーク
2018年12月31日
第1位 朝倉海戦
1R 2:48 TKO(右フック→パウンド)
2020年12月31日
文・SPREAD編集部