■メイショウシンタケ
今年3月の戎橋Sで3勝クラスを卒業し、2走前・米子Sでリステッド競走を制覇。余勢を駆って挑んだ前走・中京記念だったが、6番人気と穴人気を集めるも、勝ち馬から0秒9差の8着に完敗した。ただ、前走は勝ち馬を除けば外差しが上位を占めた一戦。2枠発走から直線、インを突いて伸びあぐねたのは致し方ない。
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2走前・米子Sは10番人気の低評価ながら、中団やや後方から直線鋭く追い込み、最後は2着馬に1馬身1/4差の完勝。後に中京記念優勝のセルバーグ、同4着のウイングレイテストと相手も揃っていた一戦だけに、それなりの評価は与えられるはずだ。
その米子Sは阪神芝1600mの勝ち時計1分31秒7の好時計。もともと芝1400mのスピードに乗れるタイプだけに時計決着は臨むところで、例年、1分32秒前後の高速決着になる関屋記念は条件が合う。右回りに良績が偏り左回りの前走で惨敗した点から、ここは人気にならないだろうが、そもそも左回りはまだ2戦。甘く見ると痛い目に遭う。
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著者プロフィール
山田剛(やまだつよし)●『SPREAD』編集長
元・競馬月刊誌の編集長で、現在はスポーツの未来を読みとくメディア『SPREAD』の編集長。1995年マイルCSの16番人気2着メイショウテゾロの激走に衝撃を受けて以来、穴馬予想を追求し続けている。「ウマ娘」はゴールドシップ推し。