【関屋記念/穴ライズ】単勝オッズ“15倍”前後の惑星 「勢いを取り戻した今なら重賞で好走可能」

 

【関屋記念/穴ライズ】単勝オッズ“15倍”前後の惑星 「勢いを取り戻した今なら重賞で好走可能」

■ラインベック

前走・米子Sは、前半3ハロン通過が33秒7、4ハロン通過が44秒9という激流を先行集団の中で追走。最後は後方から脚を伸ばしたグレイイングリーンの追撃を、僅差で凌いで2着を死守した。また、ラインベックと道中同じ位置でレースを進めた4着ウイングレイテストに、直線半ばで一度は前に出られるも、最後はこれを競り落として先着。この馬の持ち味である渋太さが大いに発揮されたレースだった。

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2021年6月にオープン入りを果たし、次走の新潟記念で5着、次のディセンバーSで4着。いきなりクラスにメドを立てる走りを見せたが、以降は苦戦が続き、昨年末のリゲルS2着まで掲示板にすら載れなかった。今年初戦のリステッド・東風Sでオープンクラス初勝利をマーク。前々走の六甲Sこそ、重馬場に泣き9着に敗れたものの、完全に勢いを取り戻した今なら、ここで重賞好走があっていい。

新潟芝外回りのマイル戦とあって、後傾ラップになることが多いが、セルバーグやノルカソルカがいるだけに、この馬におあつらえ向きのタフな流れになりそう。馬場が渋ると厳しいが、日曜は晴れの予報。良馬場なら積極的に買い目に加えておきたい穴馬だ。

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著者プロフィール

山田剛(やまだつよし)●『SPREAD』編集長
元・競馬月刊誌の編集長で、現在はスポーツの未来を読みとくメディア『SPREAD』の編集長。1995年マイルCSの16番人気2着メイショウテゾロの激走に衝撃を受けて以来、穴馬予想を追求し続けている。「ウマ娘」はゴールドシップ推し。