第40回マイルCS(11月19日/GI、京都芝1600m)には、昨年の覇者セリフォス、2着馬ダノンザキッド、今年の安田記念3着シュネルマイスターが参戦。
このほか、毎日王冠で古馬を撃破したエルトンバローズ、前哨戦の富士S優勝ナミュール、京成杯AH優勝ソウルラッシュなどが集結する。
ここでは「マイルチャンピオンシップ2023」の出走予定馬、過去10年データ、過去傾向、枠順、追い切り、血統、穴馬など、予想に役立つ「馬券攻略ガイド」をお届けする。
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目次
■「マイルチャンピオンシップ2023」出走予定馬・予想オッズ
※オッズは2023/11/18の前売り最終
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枠番 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 想定騎手 | 予想オッズ | 予想人気 | 厩舎 | 1 | 1 | ソウルラッシュ | 牡5 | 58.0 | J.モレイラ | 6.4 | 3 | 栗東・池江泰寿 | 1 | 2 | ビーアストニッシド | 牡4 | 58.0 | 和田竜二 | 221.4 | 16 | 栗東・飯田雄三 | 2 | 3 | ダノンスコーピオン | 牡4 | 58.0 | 団野大成 | 161.5 | 14 | 栗東・安田隆行 | 2 | 4 | エエヤン | 牡3 | 57.0 | M.デムーロ | 45.8 | 11 | 美浦・伊藤大士 | 3 | 5 | ジャスティンカフェ | 牡5 | 58.0 | 坂井瑠星 | 28.7 | 6 | 栗東・安田翔伍 | 3 | 6 | ダノンザキッド | 牡5 | 58.0 | 北村友一 | 28.2 | 9 | 栗東・安田隆行 | 4 | 7 | エルトンバローズ | 牡3 | 57.0 | 西村淳也 | 7.0 | 5 | 栗東・杉山晴紀 | 4 | 8 | ソーヴァリアント | 牡5 | 58.0 | 池添謙一 | 35.6 | 8 | 美浦・大竹正博 | 5 | 9 | シュネルマイスター | 牡5 | 58.0 | C.ルメール | 2.4 | 1 | 美浦・手塚貴久 | 5 | 10 | マテンロウオリオン | 牡4 | 58.0 | 横山典弘 | 125.6 | 12 | 栗東・昆貢 | 6 | 11 | セリフォス | 牡4 | 58.0 | 川田将雅 | 4.2 | 2 | 栗東・中内田充正 | 6 | 12 | レッドモンレーヴ | 牡4 | 58.0 | 横山和生 | 23.6 | 7 | 美浦・蛯名正義 | 7 | 13 | セルバーグ | 牡4 | 58.0 | 松山弘平 | 159.1 | 13 | 栗東・鈴木孝志 | 7 | 14 | バスラットレオン | 牡5 | 58.0 | 鮫島駿 | 99.9 | 15 | 栗東・矢作芳人 | 8 | 15 | イルーシヴパンサー | 牡5 | 70.9 | 岩田望来 | 30.5 | 10 | 美浦・久保田貴士 | 8 | 16 | ナミュール | 牝4 | 56.0 | R.ムーア | 9.5 | 4 | 栗東・高野友和 |
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※オッズは2023/11/18の前売り最終
※出馬表・結果・成績・オッズなどのデータは、必ず主催者発表のものと照合し確認してください。
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枠順データ・傾向
1~4枠は【3.4.5.44】勝率5.4%、複勝率21.4%、5~8枠は【4.3.2.59】勝率5.9%、複勝率13.2%と、いずれも7連対で複勝率だけ内めの枠がやや優勢だった。人気、脚質別で見ても差はなく、複勝率で内めの枠が優る以外に顕著な傾向は見られなかった。Cコース替わりだからと言って、過剰に枠順を意識する必要はなさそうだ。ただし、注意しておきたいのが……。
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■「マイルチャンピオンシップ2023」追い切り
最終追い切り
コラム「追い切り評価」
セリフォス
夏負けで前哨戦をパスしたという経緯から状態面に関して疑ってかかりたくなるところだが、じっくり休養期間を取って立て直したことで、むしろ心身ともにパワフルさが増してきたような印象さえある。1週前は相当速いペースで入ったが、川田騎手が体調面、脚元のそれぞれでまったく問題ないことを確信したようで、ラストでも実戦ばりの負荷を掛けたか。このひと追いでほぼ仕上がり、最終追いは相手を抜く感覚の再確認、抜け出してからの気持ちの維持と、実戦に直結する稽古内容をこなせたのも好感。連覇の可能性は十分だ。
◆詳細記事はコチラ⇒【マイルチャンピオンシップ2023予想/追い切り診断】セリフォス「実戦に直結する稽古内容」……その評価は?
エルトンバローズ
これまで関西圏はCWで最終追い、関東遠征の場合は坂路で最終追いとしていたが、近2走の重賞連勝から坂路最終追いがベストと判断され、今回は関西圏でも坂路最終追いとしてきた。かなり混雑する時間帯を敢えて選んだようで、走りにくい状況でも闘志を内に秘め集中する感覚を涵養。ラストの柔軟な身のこなしにめ目を見張るものがあった。5連勝でのGI勝ちを十分に意識できる絶好の気配。
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シュネルマイスター
美浦での1週前、栗東での最終追いと伸び脚はさすが一流馬と思わせる迫力あり。しかし1週前で強い負荷を掛けて自己ベストに迫る数字を出し、最終追いも同様に栗東滞在だったマイラーズC時と比べ、6Fで2秒7も速い時計をマーク。時計が速いこと自体は悪いことではないが、前哨戦を叩いて中5週でGIに臨む一流馬と考えれば、攻めの強化よりバランスや操縦性の調整、併走馬との駆け引きなど実戦感覚のブラッシュアップに手を掛けて欲しかったところ。
◆詳細記事はコチラ⇒【マイルチャンピオンシップ2023予想/追い切り診断】シュネルマイスター「前走の反動か……半信半疑の状態」……その評価は?
ソウルラッシュ
前走も悪くない状態に思えたが、3カ月ぶりの分、あと少しだけ切れを欠いていたような印象もあった。そこを使われての秋2戦目となる今回は前向きさ、心肺能力、そして切れとそれぞれ一気に良化を果たしたような印象。最終追いで見せた鞍上との意思疎通ぶりも上々で、このメンバー相手でも勝ち負けの競馬に期待していい。
◆【マイルチャンピオンシップ2023予想/追い切り診断】ソウルラッシュ「この相手でも勝ち負け期待」……その評価は?
■「マイルチャンピオンシップ2023」全頭診断
シュネルマイスター
昨年秋は不振にあえいでいたものの、3走前のマイラーズCを機に復活。その後は3着が続いているが、前走毎日王冠は直線半ばまでまともに追い出せなかった影響が大きかった印象だ。京都開催の2010年から19年にかけて、京都芝外回り1600mの連対歴があった馬は10年すべてで馬券内。国内の直線平坦コースでは【2-0-0-0】と負けがなく、前進が見込める1頭だ。
セリフォス
昨年のこのレース勝ち馬。国内のマイル戦では5着以下がなく、この路線におけるTOP3に入ることは間違いなさそうだ。リバティアイランドを休み明けで何度も勝たせた厩舎だけに休み明けも問題ないと思われるが、3歳以上のダイワメジャー産駒は京都芝外回り1600m重賞で【0-3-1-30】。何かに足元をすくわれる可能性は想定すべきだろう。
ソウルラッシュ
前走京成杯AHで重賞2勝目をマーク。当時は斤量59キロと厳しい条件だったものの、重賞戦線では鳴りを潜めていた先行力が蘇ったのは収穫と言えよう。右回りの芝1600mでは【4-0-1-1】掲示板外なし。マイルにおける中2カ月以上の休み明け成績【3-1-1-0】も強調材料となりそうだ。
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■「マイルチャンピオンシップ2023」軸馬/穴馬予想コラム
危険な人気馬「ソウルラッシュ」
京成杯AHからの直行ローテに、不安材料が顕在する。過去10年のマイルCSで、前走・京成杯AH組は【0.0.0.9】と全く馬券に絡んでいない点。9頭のうち、4頭が京成杯AHを勝って本番に臨んでいるが、2018年のミッキーグローリー5着が最高着順で、ほとんどが2桁着順に敗れており、出走間隔が開いている点は、マイルCSでは減点材料だ。
もう一つの不安材料は、ルーラーシップ産駒という点。マイル戦は守備範囲で、重賞勝ち馬も輩出している同産駒だが、マイルCSが行われる舞台、京都芝1600m外回りコースでは、2016年の産駒デビュー以降【0.3.2.24】と、一度も勝っていないコースなのだ。
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データ攻略/GI馬2頭に”とてつもない明暗”
■シュネルマイスターに該当の10年連続馬券内データ
3歳時からマイル路線の中心馬として安定したパフォーマンスを続けるシュネルマイスター。近2走はいずれも3着と連対圏まで届いておらず、テンにいけない脚質も顕著になりつつあるが、データ面での好材料は存在する。
・京都芝外回り1600mの連対歴あり→10年すべて馬券内
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データ攻略/「80 or 0%」該当は富士S組2頭
■ナミュールの追い風となる【2.1.1.1】
前走富士Sで2勝目をマーク。2歳時から世代トップクラスと称されたポテンシャルが花開こうとしているのがナミュールだ。施行時期こそ違えど、当時の勝ちタイム1分31秒4は今年の安田記念勝利時のソングラインと同じ。久しぶりの右回りやローテーションが懸念されている今回だが、以下データをご覧いただければ印象は一変するはずだ。
・前走東京芝1600mを4角3番手以下から勝利【2.1.1.1】
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穴ライズ「ナミュール」
前走後はノーザンファームしがらきへの短期放牧で英気を養った。帰厩後もキビキビとした動きを見せており、気配は型通りに良化している。R.ムーア騎手へのスイッチなら不足はなく、必ず買い目には加えておきたい。
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穴ライズ「ソーヴァリアント」
今回は2度目のマイル戦。前走と同じ池添騎手騎乗とあって、鞍上も脚の使いどころはわかっているはず。さらに右回りの方がいいタイプなので、京都替わりも歓迎。手ごろな人気が想定される今回、馬券妙味も十分な穴馬だ。
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穴ライズ「ジャスティンカフェ」
これまで16戦して、アクシデントがあって大敗したアーリントンC以外の15戦で上がり3位以内。堅実な末脚が魅力の馬で、前が流れれば波乱の立役者になる資格はある。
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騎手データ「池添謙一/M.デムーロ/C.ルメール/川田将雅」
まず取り上げるのが集計期間内最多となる4勝を誇る池添謙一騎手です。1着か着外という派手な成績ではあるものの、2003年のデュランダル(5番人気1着)、04年のデュランダル(1番人気1着)、11年のエイシンアポロン(5番人気1着)、19年のインディチャンプ(3番人気1着)でそれぞれ勝利。単勝回収率は207%で、京都開催のマイルCSならベタ買いを推奨できる数値です。注目ファクターは性別と年齢で……。
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WIN5「シュネルマイスターは消し」
脚質傾向では差しが最多4勝、次点で追込の2勝、逃げが1勝。しかし、後方待機組は仕掛けのタイミングが遅れると先頭に届かない可能性もある。特に今回は逃げ・先行馬も多く、中には毎日王冠で優勝したエルトンバローズもおり、もし前の隊列がすんなり決まれば、そのまま前が残る決着もあり得る。
今回の狙い目は、現在4連勝中のエルトンバローズと逃げたときに粘りを見せそうなバスラットレオンの2頭。エルトンバローズは前走・毎日王冠で4番手の好位追走から、ソングラインやシュネルマイスターといった末脚自慢たちを抑えての1着。前走同様の展開に持ち込めば、さらに連勝を伸ばす可能性も高いと見た。
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■「マイルチャンピオンシップ2023」過去10年データ
脚質傾向
過去7年、逃げ【1.0.0.6】、先行【0.2.3.20】、差し【4.5.3.47】、追い込み【2.0.1.30】と、先行馬は0勝で逃げ馬もミッキーアイルのみ。基本的に前で運ぶ馬はやや厳しい傾向となっている。一方、連対馬14頭のうち12頭が4角で半分より前にいた馬だったので、先行集団を見て進む好位勢を軸にするのが賢明。
上がり順位別成績を見てみると、1位は【2.0.1.6】、2位が【2.0.1.5】と並ぶものの、3位は【0.0.1.10】で芳しくなかった。阪神開催の近3年では上がり3位以内が【3.3.1.4】という決め手勝負だったが、それと比較すると京都は決め手だけではないことが窺える。
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前走ローテ
過去10年、出走数が多いのは富士S組。2020年GII昇格後も変わらず連対数でもトップをマークするが、勝率5.9%、複勝率15.7%はやや物足りない。しかし、このうち前走で2番人気以内だった馬は【3.1.2.6】勝率25.0%、複勝率33.3%、回収値は単勝300、複勝135と好成績を誇る。
マイルCSは牝馬には厳しい傾向があるが、2020年からグランアレグリアが連覇、22年はソダシが3着と近年は活躍が目立っており、春のヴィクトリアマイル、安田記念で結果が出なかったものの、まだ4歳のナミュールなら通用しても不思議はない。
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人気傾向
過去10年、1番人気は【2.1.2.5】勝率20.0%、連対率30.0%、複勝率50.0%。1番人気で勝った馬は2020年と21年で連覇したグランアレグリアのみと絶対的な安定感はない。しかしこのうち、前走GI組に限定すると【2.1.1.1】となり……。
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血統傾向
2011年~20年において、京都芝外回り1600mの最多50勝は【50.38.48.253】のディープインパクト。これに続くのは【15.19.11.137】のキングカメハメハ、次点は【13.17.11.122】のダイワメジャー。さらに【10.10.9.56】のアグネスタキオンを経て【9.7.9.102】のハーツクライと続く。
ランク上位外に目を向けると、ハービンジャーが【1.7.10.43】、複勝回収値95%とあと少しで100%に迫ろうかという好成績。本レースでもペルシアンナイトが3年連続で馬券内に入る好走をはたしており、京都芝外回り1600mでは特注の血統と言えよう。
今年、出走予定のハービンジャー産駒はナミュール。今回はこの馬を考察する。
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■「マイルチャンピオンシップ2023」京都芝1600mコース解説
バックストレッチを2コーナー奥の方向に真っ直ぐ延長した引き込み線からのスタート。外回りコース使用で、3コーナーまでの距離は長い(700メートルほど)。バックストレッチ半ばから3コーナーにかけて上り坂になっていて、ここで一旦ペースが落ち着く。高低差3.9メートルの勾配の頂点は残り800メートル付近。3コーナーと4コーナーの中間までは急な下りで、徐々に加速しながら4コーナーに向かう。
ゴール前の直線は398.7メートル(Cコース使用時)。3コーナーの坂の影響が大きいコースで、レベルが高くなるほど早めのスパートを強いられる。最後まで脚を持続させるには、坂の上りで息を入れる必要がある。
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■「マイルチャンピオンシップ2023」レース概要
開催日:
2023年11月19日(日)15時40分
3回京都6日目 11R
第40回 マイルチャンピオンシップ(GI)
施行条件:
芝右1600m(Cコース)
3歳上オープン/国際/指定/定量
賞金:
1着 1億8,000万円
2着 7,200万円
3着 4,500万円
4着 2,700万円
5着 1,800万円
■「マイルチャンピオンシップ2023」過去プレーバック
2022年 セリフォス
着順 | 枠番 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム・着差 | 上がり | 人気 | 1着 | 5 | 10 | セリフォス | 牡3 | 56.0 | D.レーン | 1:32.5 | 33.0 | 6 | 2着 | 2 | 3 | ダノンザキッド | 牡4 | 57.0 | 北村友一 | 1 1/4 | 33.5 | 8 | 3着 | 3 | 6 | ソダシ | 牝4 | 55.0 | 吉田隼人 | 1/2 | 33.8 | 2 |
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GI3勝のソダシ、シュネルマイスター、ダノンスコーピオンという2世代のNHKマイルC覇者、マイラーズC勝ち馬ソウルラッシュら、この路線の中心メンバーが集結。激闘を制したのはゴール前の大混戦を内に見ながら鮮やかに突き抜けたセリフォス。前半は後方に待機して大外一気の脚で朝日杯フューチュリティSは2着、NHKマイルCと安田記念は4着とGⅠでは惜敗続きだった鬱憤を晴らした。
2021年 グランアレグリア
着順 | 枠番 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム・着差 | 上がり | 人気 | 1着 | 6 | 12 | グランアレグリア | 牝5 | 55.0 | C.ルメール | 1:32.6 | 32.7 | 1 | 2着 | 2 | 3 | シュネルマイスター | 牡3 | 56.0 | 横山武史 | 3/4 | 32.9 | 2 | 3着 | 7 | 13 | ダノンザキッド | 牡3 | 56.0 | 川田将雅 | 1/2 | 33.0 | 5 |
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GIを5勝していたグランアレグリアのラストランでその実績から単勝オッズ1.7倍の断然人気。レースは中団より後方を追走し、そこから馬群の外を余裕たっぷりに進出、4コーナーでは先行勢を射程圏に捉える位置までポジションを上げ、直線は外から一気に伸びて、連覇を達成。6つ目のビッグタイトルを獲得して有終の美を飾った。
2020年 グランアレグリア
着順 | 枠番 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム・着差 | 上がり | 人気 | 1着 | 2 | 4 | グランアレグリア | 牝4 | 55.0 | C.ルメール | 1:32.0 | 33.2 | 1 | 2着 | 4 | 8 | インディチャンプ | 牡5 | 57.0 | 福永 祐一 | 3/4 | 33.2 | 3 | 3着 | 4 | 7 | アドマイヤマーズ | 牡4 | 57.0 | 川田将雅 | クビ | 33.6 | 5 |
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京都競馬場整備工事のため、史上初めて阪神競馬場での開催。2歳GI勝ち馬のサリオスとレシステンシア、連覇を目指すインディチャンプ、マイルGⅠ3勝のアドマイヤマーズ、NHKマイルC覇者ラウダシオンら豪華メンバーの中で、単勝オッズ1.6倍という揺るぎない信頼を集めたグランアレグリア。好位5番手を追走から直線は前が壁となる場面はあったが、残り150m付近で一気にスパートして先頭でゴールを駆け抜けた。そのポテンシャルの高さをライバルたちに知らしめた一戦であった。
◆【マイルチャンピオンシップ2023予想】芸能人・予想家の本命・注目馬予想まとめ 「エリ女王杯の的中者は?」
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監修:山田剛(やまだつよし)●『SPREAD』編集長
元・競馬月刊誌の編集長で、現在はスポーツの未来を読みとくメディア『SPREAD』の編集長。1995年マイルCSの16番人気2着メイショウテゾロの激走に衝撃を受けて以来、穴馬予想を追求し続けている。「ウマ娘」はゴールドシップ推し。