【七夕賞/穴ライズ】「馬柱に重大なヒントあり、荒れるレースの刺客に急浮上」 想定“6人気”前後の伏兵

【七夕賞/穴ライズ】「馬柱に重大なヒントあり、荒れるレースの刺客に急浮上」 想定“6人気”前後の伏兵

第60回七夕賞(GIII、福島芝2000m)は、夏の名物ハンデ重賞。今年は正真正銘、7月7日の七夕開催だ。

本記事では「穴馬をアナライズ(分析)する」をテーマに、七夕賞の穴馬候補をピックアップ。ここでは「アラタ」を取り上げる。

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■アラタ

今年は中山金杯から始動。ここでは13着と振るわなかったが、前走の金鯱賞では伏兵ながら最後の直線でよく追い込み、プログノーシスの5着に善戦している。勝ち馬にこそ大きく水をあけられたが、2着ドゥレッツァや3着ヨーホーレイクとの差はわずか。この馬自身はいまだ重賞未勝利だが、一線級相手に見劣りしない競馬をしている。

福島記念は2021年と22年に参戦しており、それぞれ3着と適性の高さ示していた舞台だ。さらに、これまで挙げた6勝のうち、5勝が右回りでのもの。現状では右回りのほうが力を出せる感があり、福島へのコース替わりは歓迎だろう。

昨夏には巴賞を制したように、夏に調子を上げてくるタイプ。この中間は、先週に併せ馬で気合いを注入して、今週は単走でさらっと。4カ月ぶりの久々となるが、臨戦態勢は整っていると見た。荒れる七夕賞の刺客として不足はない。

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著者プロフィール

山田剛(やまだつよし)●『SPREAD』編集長
元・競馬月刊誌の編集長で、現在はスポーツの未来を読みとくメディア『SPREAD』の編集長。1995年マイルCSの16番人気2着メイショウテゾロの激走に衝撃を受けて以来、穴馬予想を追求し続けている。「ウマ娘」はゴールドシップ推し。